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刺青 痴人の愛 麒麟 春琴抄 (文春文庫 た 108-1 現代日本文学館)

刺青 痴人の愛 麒麟 春琴抄 (文春文庫 た 108-1 現代日本文学館)

刺青 痴人の愛 麒麟 春琴抄 (文春文庫 た 108-1 現代日本文学館)

作家
谷崎潤一郎
出版社
文藝春秋
発売日
2021-08-03
ISBN
9784167917401
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刺青 痴人の愛 麒麟 春琴抄 (文春文庫 た 108-1 現代日本文学館) / 感想・レビュー

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優希

艶かしい美文で描かれる世界を堪能しました。揺るがぬ美意識と性癖が世間に問題視されていたかもしれませんが、谷崎は自らの作風を貫いていたのだと思えてなりません。

2023/02/06

優希

耽美で艶やかな世界に浸ることができました。どの作品も美意識から世に問いかけている問題作だと思います。そしてやはり『痴人の愛』にハマりました。自分好みの女にするはずが、掌で転がされているような様子が問題作としての風景を見せてきます。傑作揃いの1冊を堪能しました。

2022/04/11

優希

耽美で艶かしい世界に浸っているのが心地良かったです。美意識を揺るがすことなく、問題作を発表し続けた谷崎。だからこそゾクゾクさせられるのですね。傑作揃いです。

2023/11/17

かみかみ

文豪の筆力と性癖をこれでもかと味わえる作品集。蠱惑的な悪女や魔性の女とそれにハマる男の業の深さは読む者の目を奪う。特に『痴人の愛』で自分の度し難さを自覚していながらも、ナオミに籠絡されきった譲治の姿は滑稽ですらある。

2021/10/05

CBF

(★★☆☆☆) 衛の国の美しく残虐な妃に対峙する孔子(麒麟)、音曲の師匠・春琴に尽くす弟子の一生(春琴抄)など、揺るがぬ美意識で問題作を世に問い続けた谷崎潤一郎の傑作四篇ー。 「麒麟」も「春琴抄」も、歴史物ということもあり、出て来る言葉が難しくて読み進めるのが大変だった...「春琴抄」が名作と言われるのは読んでみて何となく分かったけど、個人的には、主従の忠誠や自己犠牲といった封建的な美徳の描かれ方に拒否感を感じてしまった。本筋ではないけど、小鳥好きな春琴が楽しむ"雲雀の雲切り"という競技の説明が面白い。

2022/08/24

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