沈黙のパレード (文春文庫 ひ 13-13)
「沈黙のパレード (文春文庫 ひ 13-13)」のおすすめレビュー
東野圭吾『透明な螺旋』&文庫『沈黙のパレード』発売記念!「刻印入りバカラグラス」や「湯川ブレンド」が当たるチャンス
『透明な螺旋』(東野圭吾/文藝春秋)
「ガリレオ」シリーズ最新長編『透明な螺旋』が2021年9月3日(金)に発売された。同シリーズといえば、“ガリレオ”と称される天才物理学者・湯川学が常識を超えた謎に挑むミステリー小説。シリーズ累計1400万部を突破するなど、モンスター級の売り上げを記録している大人気作品だ。
『沈黙のパレード』(東野圭吾/文藝春秋)
文藝春秋は、『透明な螺旋』の発売と、『沈黙のパレード』が2021年9月1日(水)に文庫化されたことを記念して、2つの特別キャンペーンを実施。ちなみに『沈黙のパレード』は、2018年「週刊文春ミステリーベスト10」国内部門第1位に輝いた過去を持ち、2022年の映画化が決定している。
2021/9/18
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沈黙のパレード (文春文庫 ひ 13-13) / 感想・レビュー
ナルピーチ
ガリレオシリーズ9作目。ミステリとしての濃度の濃さ、物語の緻密さと、その全てにおいてシリーズ随一のインパクトのある作品だと感じた。ガリレオシリーズの長編作を読んでて思う事の1つに、登場する女性たちの負の感情の描写が欠かせない事。切なさ・哀れみ・悲しみ等の様々な想いを適確に文体で表現させる構成は圧巻としか言いようが無く本作でもその然りである。彼女たちが物語のキーパーソンとなり、名作に華を添える役割を果たす。このとても濃厚な人間ドラマをどのように映像化するのか、来年の映画公開に期待が膨らむ。
2021/11/06
イアン
★★★★★★★★★☆ガリレオシリーズ第9弾。パレード当日、過去の罪を逃れ続けてきた男が殺された。動機面から容疑者は次々浮上するが、彼らには皆アリバイがあった…。偏屈物理学者だったはずの湯川の人情味、映えそうなパレードシーンなど抜群のエンタメ性を有しつつ、1人の無辜を罰しない代わりに10人の真犯人を逃す現代司法の問題点も提起している。『容疑者X』と比べるとやや真相に至るプロセスに飛躍を感じるものの、蓮沼を徹底的に「悪人」としたことで、躊躇なく並木夫妻側の心情に立てたのも良かった。高い期待値を裏切らない傑作。
2021/09/18
あきら
いやー、実に面白い! 素晴らしい展開でした。
2021/11/18
ま~くん
23年前の少女殺害事件と3年前の女性失踪未解決事案。その両事件に関わっていると思われる最重要容疑者。一度は逮捕されたが、証拠不十分で釈放されてしまう。その男が町の一大イベント商店街パレードの最中に殺された。周りの殆どの人物は男に恨みを抱いている。徹底的な事情聴取と人間関係、周辺捜査が行われるも容疑者特定はおろか、殺害方法もつかめない。果たして真相は。湯川学が登場するとは全く知らずに読み始めたから、彼が出てきた時は狂喜した。相手は凶悪犯でも天才知能犯でもない。解決への導き方は見事。真実に驚愕してください。
2021/09/13
shinchan
久し振りの圭吾さん、42作品目です。湯川さんも久しぶりでした。評判通りの面白さ。相変わらず私にはまったく描けない結末にしっかり満足!!!後半止まらなくなりましたね。智也君に幸あれ!!!頑張れよ‼
2022/02/22
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