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モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語 (文春文庫 う 30-3)

モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語 (文春文庫 う 30-3)

モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語 (文春文庫 う 30-3)

作家
内田洋子
出版社
文藝春秋
発売日
2021-11-09
ISBN
9784167917876
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モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語 (文春文庫 う 30-3) / 感想・レビュー

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KAZOO

イタリアの在住女性と言えばすぐ出てくるのが塩野さん、故人であられる須賀さん、内田さん、ヤマザキさんですね。この内田さんの本は単行本で読んでこの文庫本での再読です。やはりこのような本がらみあるいはイタリアの小さな村についての話は興味がわきます。観光地は有名なところがいくつもありますが、このようなところについてしかもすばらしい写真入りでの生活などを紹介してくれますと行きたくなります。

2022/07/13

あきら

素晴らしい本に出会えました。 知識としても、思考としても、嗜好としても、とても良いものを吸収できたなと。 本を運んだ先人に敬意を感じる文体と、あえてタイトルが付けられていないだろう沢山の写真の数々から、それらがゆっくりと染み込んでいきました。

2022/02/03

ひさか

2017年6月〜12月方丈社HP連載「本が生まれた村」の10編に書き下ろしの6編を加えで2018年4月方丈社刊。2021年11月構成を一部変更の上、写真数点を加え、文庫版あとがきを追加して、文春文庫化。イタリアの本の文化と歴史を追いかけた内田洋子さんのエッセイ風ノンフィクション。文化の書、禁断の書、武器としての書などを行商で伝え、出版をも手がけて行くという話もさることながら、内田さんが、人と本との導きで、次々と新たな世界を発掘していく過程が楽しい。

2023/04/20

佐島楓

イタリアのモンテレッジオという小さな村。長く本の行商を生業としてきたというその村を、著者が訪ねる。イタリアは好きな国だが、私の知っている部分はあくまで観光用のもので、深い歴史や表層的でない文化の背景などはほとんど知らないことに気づかされた。カラー写真が豊富に使われており、実際に旅をしているような気分になる。本も、昔はとても貴重なもので、今気軽に手に入るものと意味合いや価値がまったく異なっていた。改めて知ることができてよかった。

2021/11/26

@nk

2021年の[金の籠賞]を外国人で初受賞した本書は、イタリア北部の山村を舞台にしたノンフィクション。出版の歴史は、ドイツのグーテンベルクによる活版印刷を中心に語られることが多い。けれどこのイタリアの地で、出版社ブランドや著作権の概念、タイプライターまでもが誕生したという。ヴェネツィアの出版人アルド・マヌツィオ、フィヴィッツァーノの貴族ファントーニ家、そしてこのモンテレッジォの行商人。本を世に広めたという点で、彼らの功績は計り知れず、「Carmina non dant panem (詩はパンを与えない)亅⇒

2022/11/21

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