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オランダ宿の娘 (文春文庫 は 36-15)

オランダ宿の娘 (文春文庫 は 36-15)

オランダ宿の娘 (文春文庫 は 36-15)

作家
葉室麟
出版社
文藝春秋
発売日
2022-03-08
ISBN
9784167918408
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オランダ宿の娘 (文春文庫 は 36-15) / 感想・レビュー

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金吾

葉室さんの著書は読みやすいためすぐに読めます。歴史上の事件に直接関係しない立場から見ていますので、違う視点があり面白いです。しかし他の著書でもありましたように片っ端から著名人を登場させますので焦点がぼやけているようにも感じました。

2022/08/25

エドワード

江戸は火事の多い街だった。「哀しい女の念が火事を起こす」という尼の言葉が出て来る。江戸参府のオランダ使節の宿所・長崎屋の姉妹、るんと美鶴の周囲で起きる出来事―シーボルト事件をドラマチックに描く。日本の動植物や地理に多大な関心を寄せたシーボルトは、単なる蘭方医だったのか?鎖国の綻び、西洋の知識を求める若者たちの情熱は時代の勢いだ。オランダ宿は日本と世界をつなぐ窓。「人と人をつなぐ心はいいことだが、そうさせたくない人たちがいる。」学問と国防の板挟み。間宮林蔵、遠山金四郎は敵か味方か?歴史の裏を楽しめる力作。

2022/03/27

フジッコ

最初の方は中々読み進められずにいたのですが、少しずつ面白くなって来て一気にページが進みました。葉室麟さんの作品を読むのは初めてなのですが、アヘンやら抜け荷やらきな臭い話と、るんと美鶴の淡い恋心の部分とが混在していて、何とも言えない奥深さを醸し出しているなぁと感じます。他の作品も是非読んでみたいと思います。

2023/09/09

coldsurgeon

世の中の立場上、弱い者が虐げらるのはよくないことであるという作者の想いがあるのだろうか、憤りを想いながら、読み進めた。シーボルト事件を題材にした物語であるが、二人の姉妹の懸命な生き方に、心惹かれる。悪意を隠さず確信犯として蠢く悪党があれいば、一方で、良かれと思い功名心だけで動いたために、周囲に禍をもたらす人も、いるものだと。

2022/04/23

k-katayama

時代小説として、ただただ 楽しみながら読みました。時代背景や史実などは、お話の単なる背景として読み過ごせばいいかなと思いながら・・・・・。楽しく読めました。

2022/09/04

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