読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

小さな場所 (文春文庫 ひ 27-3)

小さな場所 (文春文庫 ひ 27-3)

小さな場所 (文春文庫 ひ 27-3)

作家
東山彰良
出版社
文藝春秋
発売日
2023-01-04
ISBN
9784167919887
amazonで購入する Kindle版を購入する

小さな場所 (文春文庫 ひ 27-3) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

エドワード

5年前に訪れた台北の街。表通りから一歩入ると、カオスな裏通りが広がる。刺青屋の集まる紋身街。台湾では気軽にファッションとして刺青を入れるらしいね?ビックリだ。エネルギッシュな、不思議な裏通り。大衆食堂の息子、小学3年生の景健武は、彫師のケニーやニン姐さん、探偵の孤独、チンピラの鮑魚、珍珠奶茶屋の阿華などの大人たちと暮らすこの町が好きだ。学校で作文「わたしの街」の宿題が出る。「紋身街なんて、ちっぽけな場所だろ、井の中の蛙じゃん。」と友人に言われた健武は、蛙を主人公にした作文を書く。これには泣かされたよ。

2023/01/25

miaou_u

台北の猥雑な空気の流れる街中で、個性溢れる大人たちに囲まれて逞しく生きる少年の、瞼に映る心象風景。読んていくうちに、すっかり小武の住む世界の虜になってしまった。日本統治時代から現代に於いても、日本文化というのはすっかり台湾に根付いているのだな、とか、台湾を巡る有事の心配だってある。そんな時事も薄ら混じりあいながらも物語の中心はやはり、ひとりの少年、そして筆者が見つめる『小さな場所』、台北の紋身街なのだ。小武の書いた物語の鯨の言葉、、、先日の淀川に迷い込み、息絶えた鯨を想う。どうか安らかに。。。

2023/01/14

shun

2023年4冊目。台北の紋身街を舞台にした物語。食堂の息子・シャオウとその両親。クラスメイトのアランとペイルン。タトゥー屋のケニー、ニン姐さん、ピッグボーイ、シーシー。白猫のシャオバイ。タピオカミルクティーを売るアファ。フオ先生、アワビ、グウドウ、チェンサンサン、レオ、ヨウシャオポウ…愛すべき登場人物たち。色々な事件や出来事が起きますが、どこか懐かしい、そして人生の教訓を教えてもらっているような読後感。この作者の描く台湾が本当に好きです。ノンフィクションの旅本でも書いてくれないかな…。再読確定。

2023/01/07

みんみき

初めて、昔の台北かと思いましたが、ごく最近の話ですね。日本の1970年代のような、生き辛い世の中を頑張って生きている感がありました。10年ほど前は、仕事で香港から華南地区に毎週のように行っていましたが、華南地区は中国をあまり感じる場所でなく、香港や台湾が昔に中国の良い文化を守っているように感じます。台湾は今の中国にならずこのままでいて欲しいと切実に思います。

2023/01/24

感想・レビューをもっと見る