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中国の思想 (1)

中国の思想 (1)

中国の思想 (1)

作家
西野広祥
市川宏
出版社
徳間書店
発売日
1996-03-31
ISBN
9784198604622
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中国の思想 (1) / 感想・レビュー

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BMI-22

●君主と臣下の関係は取り引き。親子関係ではない。●昔と今では世の中が違うのだから、対処の仕方を変えねばならない。昔の寛大な政治をこの乱世に当てはめるのか?●相容れないふたつの事柄を同時に行うことはではない。敵を斬った者に賞を与えながら、同時に慈悲の行為をたっとぶこと。●富国強兵は外交によってはもたらされない。内政の強化:明確な法、確実に賞罰、豊かな経済、人民に死力を尽くして国を守らせる。●節操ある人物を養わないならば、国は滅びる。昔は仁義、今は法。

2017/08/26

骨ゆん

愚王でも仕組み(法)さえしっかりしていれば国は安泰だと説いた韓非子だが、統治能力(術)も必要だとわかる。実質的に彼の信者であった始皇帝が死ぬとすぐさま乱世に戻ってしまったのは、後継者が術を蔑ろにしたからかもしれない。権限委譲の範囲、公平透明な報酬・罰則制度、信用する・騙されない技術、多角的視点、自立心などが豊富な例の紹介で学べます。ただし、最後の2章は短文で説明もなく、何が言いたいかわからない場合もあった。

2016/11/24

ノメ

韓非子の思想が、なぜビジネス社会でもてはやされるのが理解できる。人の性分は昔も今も変わらないのか・・・

2015/11/10

冀望

何度読んでもこの二柄の考え方には心服させられる。

2009/10/06

コラッジョ

韓非子は逸話も豊富だし、最も解りやすい東洋思想家である。 人間の性は悪であると断定し、それを抑え込む為に法律で規制する。 それが韓非子の考えである。 と書くと冷血非道な人間だったかのように思えるが、どもりであったり、色々な微笑ましい逸話の数々を見ると、韓非子本人の性格は決して悪くなかったのではないかと思う。

2016/05/12

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