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禁じられた楽園

禁じられた楽園

禁じられた楽園

作家
恩田陸
出版社
徳間書店
発売日
2004-04-21
ISBN
9784198618469
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禁じられた楽園 / 感想・レビュー

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雪紫

再読。読んでくうちにアクリルの橋を渡り野外美術館に入るシーンから、登場人物達のように過去にこの本を読んでた記憶を思い出しながらの読了(ある意味シンクロ?)。・・・展開を思い出しても恐怖を引き起こすアートの数々に(ゴムの迷路とかマジ嫌)本をめくるページが止まらなくなり、そして読み終えた時に気付く。ーー「あ、休憩時間終わってた」と。恐ろしきは恩田さんの描写力。最後はハッピーエンド・・・でいいのだろうか(というかあの人いつ死んだ?)?

2020/02/17

舟江

「蜜蜂と遠雷」酷かったので、口直しに読んだ。しかし最後の方の本文で「石の中は空洞だった。真っ暗な真空に、ありとあらゆるものが凝縮されているのが分かる。ここに凄まじいばかりの妄想のエネルギーとイメージが蓄積されている」とあるが、将にこの本の内容そのものだった。残ったのは、疲労感だけだった。

2017/06/21

shiman

その辺にあるチケットの半券をよく栞にするのだけれど、何気に使っていた半券を裏返したら「烏城」! だったのにはちょっとゾッとした。怖さ倍増、先が気になるし頑張ってみたら全く憶えていないが既読には違いないという恐怖!!恩田ワールドに熊野と八咫烏は欠かせないですね。

2017/05/06

pulpo8

烏山響一を巡る美術ホラー、とでも言えばいいのかな?恩田さん、本当にこれを面白いと思って書いているんだろうか?ホラーシーンは実話怪談を読む者としては非常にお粗末に思えるのに(誰かに見られているような気がした、が多すぎ)、「ぞくりと来た」「背筋が凍った」の連続にはかなり白けてしまった。ラストもお得意のイメージ・イメージの連打で、ついていけないという程突き離されはしなかったものの、凄く退屈に感じた。文章もこんなに「つまらない・普通な」感じだったっけ?私の中で恩田さんのイメージが揺らぎつつある。

2016/04/01

こゆこゆ

ホラーのようでホラーじゃない、浮世離れしてるようでよくある話にも思える。だから想像しやすく読みやすい。ごく普通の大学生さとし、さとしの姉香織、彫刻家を目指す律子、突然失踪した淳、その婚約者と友人の夏海と和繁、ジャーナリストの橘。各々がアーティスト烏山響一に吸い寄せられるように山中の空間美術の世界へ迷い込んでいき、一気に物語が進み始める。人里離れた場所の不思議物語を描かせたら恩田陸の右に出る者は居ないなー。ちなみに烏山響一は最後まで好きになれませんでした。笑

2022/03/13

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