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ゲド戦記詩画集

ゲド戦記詩画集

ゲド戦記詩画集

作家
宮崎吾朗
出版社
徳間書店
発売日
2006-08-31
ISBN
9784198622015
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ゲド戦記詩画集 / 感想・レビュー

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兵士O

人生を一つの旅と考えた時、自分という存在は最初に師を得、その師とひと時の間共に過ごし、学び、やがて別れた後、異性の存在と出会う、というようにも捉えることができると思います。この本はそんな人生の象徴的な出来事を一つ一つ詩と絵で描き出しています。ただ、その響きがあまりにも寂しいのです。瓦礫のみ残る屋敷跡の路地をヤックルと共に歩く独りの少年。薄暗い牢の中で独りぼんやり顔を上げている少年。彼方の地平線を二人だけで見つめている少年と少女。いよっ! 吾朗さんのその若々しい初心な抒情性が好きだよ! 誰が何と言おうとも!

2022/05/09

comet

時の歌すごく好き。終わりがあり 始まりがある 忘れないで エンドロールのこの節で、感情が渦巻き号泣してしまった。ゲド戦記が、ジブリ作品で最も自分の内面に響いた。1番好きな作品になった。

2020/08/13

Takayuki Oohashi

この本と原案になった「シュナの旅」を合わせて読むと楽しさも倍増すると思います。僕から言わせれば、シュナの旅では、イメージ豊かに様々な事象が表現されているのですが、この本では孤独というモチーフが強調されているように感じます。これは宮崎駿と宮崎吾朗の違いであるような気がします。僕はこの本の中でシュナとテアが草原で二人地平線を見ながら、佇んでいる絵が好きです。時々、現実の中で自分の位置というものが分からなくなった時、この絵を見ています。

2014/09/21

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