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今、ここで勝つために (一般書)

今、ここで勝つために (一般書)

今、ここで勝つために (一般書)

作家
琴欧洲勝紀
出版社
徳間書店
発売日
2014-09-25
ISBN
9784198638603
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今、ここで勝つために (一般書) / 感想・レビュー

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おかむら

引退した2014年に出た自伝。ブルガリアの体育大学でレスリングに励んでいたカロヤン君が助っ人で参加した相撲部(ブルガリアにもある!)での活躍を見た佐渡ヶ嶽部屋の元床山(ドイツ在住)がスカウトしたそう。周りにブルガリア語を喋れるものが誰もいない状況。そして日本人でもキツイ相撲部屋のしごき。どのくらい大変な思いをしたのか、あっさりサラッと書いてあるけど、行間ににじみ出てるわ。白いご飯が食べられず牛乳かけて食べた、とかのエピソードが泣かせるわー。そして琴欧洲すごいイイ人! 今更ですがファンになりましたー。

2018/06/15

ようはん

他の外国人力士の本を読んでみても感じた事だけど、いかに才能に恵まれても海外出身の力士は最初に言葉の壁、食事の壁を乗り越えなければならないのは過酷だなと思う。海外勢の強さはハングリー精神という話はひと昔前によく聞いたけど琴欧洲の強さはまさにそれにあったと読んで感じた。

2020/01/15

黒まる

本当に強い人ってこういう人のことを言うんだ。たったひとりで言葉もなにもわかない異国の地で、日本でとても伝統があり特殊な世界な相撲部屋で心技体を鍛え、大関にまでなった人間力の強さに感銘しました。優しい人間(厳しさはまた違う)こそ、ほんとに強い人間ですね。

2015/07/02

はむズ

相撲の世界で成功している外国人力士は、日本人より日本人の心を持っていると言われます。 琴欧洲親方もその一人。 ハワイやモンゴル出身とは違い、周囲に言葉が分かる仲間が一人もいなかった中、大関まで上り詰めるとは・・・。 対戦相手を分析するっていう今までの相撲界にはあまりなかったID相撲を駆使していたとは言え、この結果はやはり努力の賜物。 根性やハングリー精神って古い言葉なのかも知れないけど、それがないと説明が付かないです。 今後は自分を越える弟子を育ててほしいです。

2014/10/13

あかる

琴欧洲の自伝。レスリングでオリンピック代表間近だったとは知らなかった。しかし日本人でも異文化過ぎる相撲界に、日本語も英語も分からず飛び込む根性には敬服。一方で自分はある程度通用する、生計を建てられると計算して飛び込んだのにも納得。出稽古や仕切り、インタビューの心理戦も当人から聞くと面白い。終章の日本人はハングリー精神がない、すぐに甘えるという言葉には、日本の若者の一人として返す言葉がない。

2014/10/15

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