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月はまた昇る (文芸書)

月はまた昇る (文芸書)

月はまた昇る (文芸書)

作家
成田名璃子
出版社
徳間書店
発売日
2020-09-08
ISBN
9784198651558
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月はまた昇る (文芸書) / 感想・レビュー

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鉄之助

「不可不可不可不可不可」不吉な呪文のような文字の行列。認可保育園、5カ所すべてから入園を断られた1枚の通知書が区役所から届く。行ける保育園が無かったら、「自分たちで作ってしまおう」というママ友たちの物語。出だしから心をつかまれる筋立てだった。最初、荒唐無稽にも思われたが、小さな”リアル”なエピソードが積み重なり、段々と説得力が増していった。保育士にもノルマを課す儲け主義の保育園に対抗して作る、理想の新・保育園とは? ライバル企業からの妨害や陰謀、仲間割れなどドラマティックな展開もあって面白かった。

2023/03/10

machi☺︎︎゛

働きたいのに待機児童問題で働けないお母さん、母子家庭だから働かないと暮らせないのに子供に合う保育園が見つからないお母さん、保育士に復帰したいのにうまくいかないお母さん。ネットを通じて保育園活動がうまくいっていない人が多い事に気づいた彩芽は仲間を集い認可外保育園をつくる事に。そこから商店街の人の協力も得て奮闘していく。だけどそれをよく思わない人達もいて、、。彩芽の理想とする保育園はできるのか?保育園の共同経営者になる3人の目線でサクサクと進み面白かった。

2020/12/07

mariya926

3人の親が保育園を創立する物語。素敵な題名ですが、もっと分かりやすい題名だったら、保活中の親たちも手に取るのではないかな?って思いました。私的にはとっても興味深い内容でした。ちょっと作者的に都合の良い人物が勢揃いだなぁっと思ってしまいますが(子どももこんなに親の都合よく動かないよなぁとも思いますが)、それでも面白かったです。今の私はこんな物語をたくさん読みたい気分です。

2022/10/03

シナモン

入れる保育園がない…なら自分たちで作っちゃおう!3人のママが保育園設立に奮闘する物語。そんな発想なかったので夢物語だな…と冷めた目で読み始めたけど、ライバル園の嫌がらせや、仲間割れ、嫁姑問題と様々な問題にぶち当たるたび、ぐいぐい引き込まれ、いつの間にかがんばれ!って応援したい気持ちでいっぱいに。ラストの入園式ではちょっと涙ぐんでしまった。もちろんこんなにうまくいくわけないんだろうけど、こっちまで励まされた気持ちになりました。読後感さわやか、読んで良かったです。

2023/05/24

ジュール リブレ

なかなか熱い、一風変わったお仕事小説?そんな感想です。保育園探しに苦労するママさん達のお話から始まって、予想外の展開に。途中からは旗振って応援したくなりました。自分の道は自分で拓く。頑張らないと。

2020/11/14

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