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水葬 (文芸書)

水葬 (文芸書)

水葬 (文芸書)

作家
鏑木蓮
出版社
徳間書店
発売日
2021-01-27
ISBN
9784198652210
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「水葬 (文芸書)」のおすすめレビュー

婚約者が元恋人と失踪!? 残された限界集落の写真が語る「真実」とは――

『水葬』(鏑木蓮/徳間書店)

 この読後感を、何という言葉で表現したらいいのだろう――。『水葬』(鏑木蓮/徳間書店)は久しぶりにそう考えさせられた、サスペンス小説。

 本作は28万部突破のベストセラーとなった『白砂』(双葉社)を手掛けた著者の新刊という時点で興味をそそられるのだが、蓋を開けてみるとミステリー要素以外にも心に刺さる描写が多々あり、感慨深い一冊となった。

■婚約者が元恋人と失踪…その裏にはどんな「真実」が?  初井希美はある日、母と父親代わりの伯父に紹介するため、婚約者である光一を待っていた。光一は限界集落をテーマにしたフォトエッセイを連載しているフリーカメラマン。これまでにも約束の時間にルーズなことはあったが、この日は連絡すら取れなかった。

 結局、その日は姿を見せなかったことが気にかかり、希美は光一のマンションへ行ってみたが、鍵が掛かっており、応答もない。フォトエッセイを連載している出版社にも足を運ぶがデスクも連絡が取れずに困っていた。

 もしかして、彼の身に何か起きたのでは……? そう感じた希美は光一のパソコンを調べる。すると、そこには失…

2021/2/11

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水葬 (文芸書) / 感想・レビュー

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いつでも母さん

ふぅ…真相にたどり着くまでが長かった。「正論が人を幸せにするとは限らない」そりゃそうだよ、時と場合によりますよ。しかし、この葬り方は頂けない感じ。婚約者が元カノと行方不明になって、彼の妹と捜すのだが、後半に限界集落回復構想に尽力している弘永翁との邂逅により終戦後の話を聞くにつれストーリーが散漫になった感じがしたのは私だけだろうか。翁の話の方に引き込まれ、二本立ての物語を読んだ感じなのだ。登場する女性の誰にもに共感出来ず、残念でちょっと勿体ない気がした。

2021/02/19

よつば🍀

読了後に見る「水葬」のタイトルとカメラレンズから覗く水が滴る装丁にこの作品の内容が集結されている。主人公は初井希美。結婚を約束していたフリーカメラマンの千住光一が元恋人の優子と共に失踪。希美は光一の妹・美彩とカメラに残されていたGPSログデータを手掛かりに二人の足取りを追い始める。この物語の重要人物である弘永徳蔵の戦時中の手記から限界集落の復興に掛ける情熱が伝わる。ただ始終、高飛車な物言いをする美彩のキャラが強すぎる事と、淡白な文章と会話文のせいで登場人物たちの心の揺れを感じ取る事が出来ず共感し辛かった。

2021/02/13

タイ子

カメラマンの恋人光一と突然連絡が取れなくなった。希美は彼の妹と真相を探ることに。この二人の女性がどうにもギクシャクしていて座りが悪い。2人の性格の問題なんだろうけど…。妹の友人であり、光一の元カノも同じ時期に行方がわからなくなっている事で、何らかの事情で2人の逃避行が推測される。限界集落の写真を最後に何があったのか?どこに行ったのか?途中、一人の老人の戦災孤児時代が語られるのが後の事件を糊塗するようでそこがどうかなと感じたりして。大方の予想のまま展開するストーリーと予想外の結末。タイトルはそういう意味か。

2021/03/14

ゆみねこ

フリーカメラマンの婚約者が元恋人と失踪。彼の行方を追う初井希美は婚約者の妹と共に行動する。残された限界集落の写真に隠された謎。戦災孤児の少年の手記が面白く印象に残ったが、本編は何だかモヤモヤが残る。

2021/07/26

さっこ

婚約者が失踪した、それも元恋人と一緒に。婚約者の妹とともに彼の行方を捜す。カメラマンの婚約者が写した最後の写真を元に辿り着いた先は「水の郷ニュータウン」 環境問題であることは早いうちから想像つくと思うのだけれど、後半に進むにつれ冗長になっていってちょっと中弛みかな。表題の意味は最後に納得。

2021/04/04

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