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巨鳥の影 (文芸書)

巨鳥の影 (文芸書)

巨鳥の影 (文芸書)

作家
長岡弘樹
出版社
徳間書店
発売日
2021-07-30
ISBN
9784198653163
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巨鳥の影 (文芸書) / 感想・レビュー

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starbro

長岡 弘樹は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。「いきもの」がからむライトなミステリー短編集、オススメは、『死んでもいい人なんて』&『鏡面の魚』です。 https://www.tokuma.jp/book/b588595.html

2021/09/13

しんたろー

長岡さんの新作は30ページ前後の短編が8つ収録されていて動植物のトリビア的知識も散りばめられてサクッと読める。「短編の名手」の名に恥じないキレのあるミステリ&ドラマではあるが、名作『傍聞き』から全作を読んでいるファンとしては若干の物足りなさも覚えた。それは、他作品に比べてページ数が少ないから、どうしても心情不足による奥行きのなさによるものなのだろう。それでも切なくも温かい余韻が残る『死んでもいい人なんて』と『白いコウモリ』は著者の筆力の高さを証明する作品だと思うし、今後も期待して新作を待ちたい作家さんだ♬

2021/09/14

いつでも母さん

長岡さんの短編集8話、どれも読ませる。安心してその世界に浸る。もの悲しかったり、考えさせられたり、えぇーって思ったり。好みは『白いコウモリ』母の愛が切ない。

2021/08/30

修一郎

一篇あたり30ページぐらいの分量でネタをささっと入れ込んでくるあっさり展開スタイルはいつも通りの長岡さん。今回はそんなにイライラせず読めましたよ。初めて知った蘊蓄もあって後でネットで調べてまた感心。お気に入り順番(蘊蓄に感心した順番です);①巨鳥の影(これ好き!)②再生の日③鏡面の魚(ネットにたくさん事例があった!)④水無月の蟻⑤死んでもいい人なんて⑥白いコウモリ⑦巻き添え⑧見えない牙

2021/10/10

とん大西

著者初読みです。人気の教場シリーズもすっ飛ばして今回の短編集をチョイスしましたが…。あぁ、こういう感じの書きっぷりなんやねぇ、と。淡々と展開しながら最後にさりげないどんでん返し。それが「過ぎる」ほどでもなく、頁数も相まってほどよい読みごこちでした。『白いコウモリ』は予定調和なおとしどころがかえって良い読後感。『巻き添え』や『水無月の蟻』でラストに漂う哀愁はわりと好みです。

2021/10/20

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