ラリー・フリント (徳間文庫 フ 9-1)
ラリー・フリント (徳間文庫 フ 9-1) / 感想・レビュー
sasha
ポルノ雑誌「ハスラー」創刊者のラリー・フリントの自伝。ずーっと闘っているんだよな。子供の頃は貧困から脱出しようとして、「ハスラー」創刊後は様々な裁判で。本書には少々発行が古いので記載はないけれど、最近はトランプ大統領の犯罪証拠になるテープに懸賞金を出すと発表していたわ。反抗精神、未だ衰えずってところか。それにしてもパワフルなお人だこと。
2017/03/01
くさてる
アメリカのポルノ雑誌「ハスラー」の発行人、ラリー・フリントの自伝。まるでカーネギーとかナポレオン・ヒルのごときのアメリカンビジネスマンの成功力学のような、ビジネス社会(というには荒っぽすぎるかもしれないが)での駆け引きと、そうやって、アメリカの貧困層から実力でのしあがっていった青年が、たまたま金儲けの方法のひとつとして選んだポルノ雑誌の発行が、かれをどんどん表現の自由という問題に巻き込んでいった様子がよく分ります。とにかく全体にみなぎるパワー(とくに怒り)のすごさに圧倒されること請け合い。
2002/05/29
丰
Y-10
2007/07/15
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