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激流 下 (徳間文庫 し 22-7)

激流 下 (徳間文庫 し 22-7)

激流 下 (徳間文庫 し 22-7)

作家
柴田よしき
出版社
徳間書店
発売日
2009-03-06
ISBN
9784198929442
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激流 下 (徳間文庫 し 22-7) / 感想・レビュー

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遥かなる想い

失踪の事実が徐々に明かされていく過程、複雑すぎると混乱するし、単純すぎるとがっかりする。なぜ冬葉は突然いなくなったのか..過去の事実を徐々に浮かび上がらせながら、現代を生きる同級生たちをうまく描いていると思う。

2011/01/23

nobby

どうしてこんなことに…なぜ、こんな目に遭うのだろう…不審なメールから生じた不測の事態は運命あるいは天罰なのか…二十年前に川の上流でそっと流された笹舟が呑み込まれた激流を追う。うーん、細かく読ませる場面描写やバラ撒かれた伏線に結び付けるのは上手いが、丁寧ゆえにスピード上がらないのが残念。意味深だった事件の扱いは結構投げやりで、思わせぶりな真打ち登場もかなり終盤だし(笑)ようやく明かされる真実が「本当にたまたま」「そんなばかばかしい」で片付けようとする大人の都合良さを目にして、振り回された子供達が何とも不憫…

2021/01/29

にいにい

初めて読んだ柴田よしきさんの作品。帯を見て、ホラーかなと思いながら、読み進めたけど、違ったね。学生時代の辛い思い出を共有する男女が、理不尽な事態に巻き込まれながら、当時の真相と今起こっていること、起こりつつあることを解明するなかで、男女の関係、親子の関係、教師の実態を絡めていく展開で、楽しめた。当時の真相は、捜査の甘さが、目立つほどクエッションがついたし、今の事件群も、情報収集の過程が甘いと感じたが、まあ、読める作品。(上から目線)

2013/09/18

相田うえお

★★★★☆22077【激流〈下〉 (柴田 よしきさん)】修学旅行中に姿を消してしまった同級生の冬葉。20年後、おなじ自由見学の班メンバーに『私を覚えていますか 冬葉』というメールが届き、戸惑いの中、妙に違和感を持った釈然としない事件が次々と発生し、メンバーは心に引っかかりを感じ始める...という上巻からの続きとなります。下巻では更なる悲劇がメンバーに降り掛かり、複雑に絡み合っていくのですが、後半に入って、もつれた糸が徐々に解けていきます。なるほどそういうことだったんですか。これは読み応えありました!

2022/08/24

ヨーコ・オクダ

まぁ〜最後までいろんな事件がてんこ盛り。誰が主人公っていうのやなくて、20年前の修学旅行の班のメンバーそれぞれにしっかりストーリーが作り込まれてるから、濃ゆい、濃ゆい!最終的に何が「悪」なのかというと、これまた難しい…。自分勝手なヤラしい大人(20年前も現在も)が、頭オカしいレベルまで突っ走った結果、なぜか子供染みた仕返しをしたっていうケースがそれぞれの場面で起こってしもた感じかなぁ?これが運命やなんて片付けたくないけどねぇ…。

2013/05/12

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