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去り際のアーチ (徳間文庫 ほ 10-2)

去り際のアーチ (徳間文庫 ほ 10-2)

去り際のアーチ (徳間文庫 ほ 10-2)

作家
本城雅人
出版社
徳間書店
発売日
2016-08-05
ISBN
9784198941352
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去り際のアーチ (徳間文庫 ほ 10-2) / 感想・レビュー

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MOKIZAN

何時ぞやの宰相が囃し立てていた「再チャレンジ」ではないが、己の潮どきかと一度は悟りながらも第二幕、第三幕へと開き直りを含めて、気を奮い立たせる人たちのお話。ウグイス嬢の段では、折しも千葉ロッテのサブロー選手の引退会見を受け(彼のマリーンズ愛はすごいなと思った)、マリンスタジアムのウグイス嬢(女史?)のことかと勝手に思い描いていた。最終話は内容も良かったが、「人生退場劇場」というタイトルは良い。誰しもが何れはそんな時を迎えるのだが、それは浮世に感動劇と映るのか、惨劇にされるのか、要らんことを考えてしまった。

2016/09/08

ドリル

★★★

2021/10/07

NAOAMI

野球というスポーツは一発逆転がある。代打逆転サヨナラ満塁ホームラン程のハデさはないが、人生の節目に下す決断に通じるものがある。野球に関わる様々な主人公は、引退間際の選手、コーチのみならず、足腰の弱った老解説者や四十路のウグイス嬢さらにはダフ屋見習いまで様々。周囲の本音や建前に翻弄されながらも、生真面目だったり、愚直であったりと、自らの生き様に頑固でもある。それでも各章のラストに見せる潔さや思い切り、今までの自分を変える言動に揺さぶられる。続く人生への前向きさが結末となり、その明るさに少し嬉しくなる短編集。

2021/04/29

おくりゆう

野球のドラマとして野球選手にだけスポットを当てたわけではない、爽やかな読み心地の野球短編。こういう作品も書かれるんだ、という印象でいずれも良かったですが、個人的な趣味でいうとこれまでのコン・ゲーム的なミステリ要素ある作風の方が好みではあります。

2016/08/11

はる

全7篇。いずれも深刻なシチュエーションなのですが軽いタッチとテンポの良さで楽しく読了。昭和的なネタも多く古く感じるかも?ですが私は楽しめました。^^選手やコーチ、解説者がメインの話が好みですが、『旅立ちのフダ』に登場する『庄司』さんのキャラが最高でした ^_^

2019/04/30

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