デュアル・ライフ: 二重生活 (徳間文庫 な 21-21)
デュアル・ライフ: 二重生活 (徳間文庫 な 21-21) / 感想・レビュー
mm
20年前に傷つけて捨てる形で別れた女思い出さないようにしていたが、がんの疑いが持たれ、死ぬかもしれないと想像する状況になったとき、彼女に償いをしたいと思う。という出だしから、実は癌ではなくて、命拾いしたのだから、やはり彼女に償いを…となってああだこうだと男は周りにメーワクをかけながら、自分が選ばなかった人生を取り戻そうとする。この辺りの独りよがりのセンチメンタリズムには、多分多くの読者がブーイングしたと思う。書かれていないが、女が男の「償い」とやらに復讐の下心で話を合わせていく心理の方が葛藤に満ちてる?
2022/07/17
けろにょん
なんてバカで嫌な奴、と主人公に対して思いながら読み続けた。 読みながら、ずっと胸クソ悪く、でも途中でやめるのも悔しく(笑)、どうかこの主人公に重い罰が当たりますように、と期待しながら読んだが、夏樹静子氏の優しさだろうか、この終わり方。甘いよ、甘い!(笑) 妻や子、そしてヒロイン、何よりも柳原一根という友人をも蔑ろにしたことが、私には一番許せなかったかも。 とにもかくにも、私には約30年ぶりの夏樹作品でした。
2024/01/31
やす
面白かった。面白かったけど、どう考えても主人公は身勝手なひどい奴だと思う。でもそんな主人公に感情移入してしまった。
2018/11/06
ddkenny
他愛のない2時間ドラマの原作用に書かれたような作品。夏樹静子サスペンスですかね
2018/10/14
感想・レビューをもっと見る