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卑怯者の流儀 (徳間文庫)

卑怯者の流儀 (徳間文庫)

卑怯者の流儀 (徳間文庫)

作家
深町秋生
出版社
徳間書店
発売日
2018-01-09
ISBN
9784198943042
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卑怯者の流儀 (徳間文庫) / 感想・レビュー

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しんたろー

悪徳刑事の連作短編…暴力団担当係の米沢は50代の冴えない男で、大女の上司・芳子警視の暴力に怯えながら、風俗業者に賄賂をせびり、証拠品のエロDVDをコピーする情けない日々。疚しい行動が多いので人事監察官・京香にも睨まれているが、鑑識官・岡野や後輩・永岡を利用し小銭を稼いで、キャバクラやソープで遊ぶダメな男…この設定が同世代でエリートじゃない我が身には親近感が湧いて、気付いたら無条件で応援していた。各話に笑いと人情が程好く盛り込まれた深町さんらしいハードボイルド風味で、シリーズにして欲しい拾い物の一作だった。

2019/09/25

chiru

悪徳刑事が主人公なのに、なぜこんなにおもしろいんだろう!! 中毒性ありのノワールもの。続きが気になってやめられない危険な本です。米沢は汚職にまみれた刑事。金を積まれれば平気で倫理に反するし、同僚を金で飼いならす。でも“毒をもって毒を制す”生き方に一本筋が通っていて憎めない。“正しさ”だけでは立ち直れない人に、米沢みたいな刑事は必要なのかもしれないな。他のキャラもすごく好き!! 米沢に技をキメる上司の芳子や、腹を探る監察官とのかけあいがすごく楽しい!! 人間の魅力って『欠陥』にこそあるのかも♪ ★5

2019/10/19

アッシュ姉

深町さん13冊目。これまた面白かった。警視庁組対四課の米沢のもとには数々の黒い依頼が舞い込む。解決のためなら、組長を脅し、チンピラを失神させ、仲間への暴力も厭わない。ここまではいつもの深町さんだけど、主人公がガタのきたオッサンでソープやキャバクラに目がなく、関取の異名を持つ元部下の女上司に頭が上がらず、女監察官から目をつけられ逃げるのに必死という、何とも残念で憎めないキャラ。深町流悪徳刑事人情派で、コミカルでユーモアのある新鮮な面白さだった。短編だが時系列の連作となっており、読むほどに楽しめるのも◎。

2018/08/31

Junichi Yamaguchi

『油断は禁物』… 深町さんらしい刑事。 他作品と比べて会話のやり取りがポップ。 「カミソリ」が「ヘビ」に移行してゆく過程を続編があるなら期待したい。。

2018/02/10

ずきん

コミカルなタッチで、セツナイとムネアツがエグく紡がれていく連作短編集。 悪徳警官米沢のキャラと台詞まわしがツボすぎて惚れそうw最後の二編は米沢の過去に触れ熱く盛り上がるが、私は最初の『野良犬たちの嗜み』がたまらなく好き。どの短編も深町節が溢れるほどに詰まってる。そして、好いた惚れたは書かない(書けない?)方だと思っていたが、鼻白むほど使い古しの設定ど真ん中に深町節をねじ込んできた。ああ、そんな!ずるい!短編好きじゃないのに、BCといい、これといい、あなたのならともう夢中です。もう深町さんについてゆく!

2018/01/21

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