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義経号、北溟を疾る (徳間文庫)

義経号、北溟を疾る (徳間文庫)

義経号、北溟を疾る (徳間文庫)

作家
辻真先
出版社
徳間書店
発売日
2017-06-02
ISBN
9784198943394
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義経号、北溟を疾る (徳間文庫) / 感想・レビュー

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海猫

冒険小説のつもりで読んだら大枠はミステリーの要素が濃い。が、後半は乗り物活劇の楽しみが前に出てきて、スリルとサスペンスが楽しめる。ちょっと厚めの文庫本に詰め込んだ趣向が効いているし、終盤にかけて一気に伏線回収を鮮やかに決めるあたりはベテランの芸。着地も美しい。

2017/06/20

RASCAL

主人公は元新撰組の斎藤一こと藤田五郎。ミッションは薩摩閥の大物政治家・黒田清隆の黒いうわさの探索と明治天皇のお召列車の護衛。元新撰組三番隊長に付き従うのは次郎長配下の侠客・法印大五郎、命じるのは江戸城無血開城の立役者・勝海舟、明治天皇に供奉するのが山岡鉄舟という、歴史好きをワクワクさせるキャスト。酒乱で女狂いの黒田清隆の強姦殺人容疑と、その黒田の失脚を狙ったお召列車の妨害、二本立てでストーリーは展開するが、本質はやはりミステリではなく冒険活劇。藤田の妻・時尾からの手紙、余韻を残したエピローグがまた良い。

2017/12/07

ア・トイロッテ(各短編の評価はコメントで)

★★★★ 8 分厚い物語だが、中盤から加速的に面白くなってくる傑作。本作の優れている点は主人公やアイヌ少女、真犯人の異常性などのキャラクターの良さと、さながら映画のようなアクション性であった。物語は目まぐるしく変化していくので目が離せない内容になっている。

2018/08/04

辺野錠

夜中に列車を走らせるという今は何事もなく出来る事が明かりがなかった明治時代には大仕事というのがユニークだと思った。黒田清隆の殺人疑惑は濡れ衣なのかのミステリー要素、お召列車の走行妨害を阻止する冒険小説要素、主人公は斎藤一と法印大五郎の伝奇要素と盛りだくさんなのも楽しい。

2020/02/17

Falgorou

明治14年、北海道行幸される明治天皇を乗せたお召し列車を元八丁堀同心達のテロから守るべく派遣された、元新選組三番隊長・藤田五郎と清水次郎長の子分・法印大五郎のコンビが活躍するお話。鉄道襲撃のきっかけとなる事件に巻き込まれ逆恨みの対象となる黒田清隆、二人に解決を依頼する勝海舟、蝦夷の地で二人を助けるアイヌの少女、鉄道兄弟等、登場する人物全員の背景がしっかりしていて、とても魅力的。そこそこな長さだけれど物語が進展が小気味良いので、ストレスを感ずる事無くスラスラ読めて、とても楽しかった。

2018/08/25

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