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電球交換士の憂鬱 (徳間文庫)

電球交換士の憂鬱 (徳間文庫)

電球交換士の憂鬱 (徳間文庫)

作家
吉田篤弘
出版社
徳間書店
発売日
2018-08-02
ISBN
9784198943837
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電球交換士の憂鬱 (徳間文庫) / 感想・レビュー

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ソルティ

めっちゃいい!雰囲気がオシャレ!主人公十文字扉が生まれ育った街のことや、自分が不死身で、生死について考えたりするけど小難しくなく、出てくる人物達が関係希薄なようでいて悪いヤツもいなくて少しずつ助け合えたりして距離感が絶妙で心地いい。エピソードごとの短編で不思議なようなそうでもないようなやっぱり不思議かも、な話。もうタイトルだけで惹かれるよ。「アスカさんがはじめて子供のような笑顔になった。それだけでおれはもう満足だった。決して永遠なんてものはないが、この時間がいつまでもつづかないものかと子供のように思う。」

2019/09/21

Tαkαo Sαito

ひたすら電球を交換して生計を立てている〈電球交換士〉の十文字という主人公の、不思議な雰囲気と温かみがある作品。終わり方がすごく好き。出てくるキャラクターもみんな魅力的で読んでいて気分が良い。電球というアイテムでここまで壮大な物語に広げられる著者に脱帽……

2020/08/09

nemuro

吉田篤弘は、先日読了した『おやすみ、東京』に次いで2冊目。本は作家で選ぶタイプだが、装幀・デザイン、本の手触りなどで選ぶことも少なくない。中でも、クラフト・エヴィング商會(吉田浩美・吉田篤弘の2人の制作ユニット)のデザインは、外れなく優れていると思う。帯に、「謎と愉快が絶妙にブレンドされた魅惑の連作短編集」とあった本書。勝手な妄想も加味しながら、余韻を残しての読了。本棚には、『それからはスープのことばかり考えて暮らした』(中公文庫)など吉田篤弘の未読本が、ジッと6冊待機中。お楽しみはこれから、である。

2020/05/06

シキモリ

著者初読み。再開発により情景が移りゆく港町を舞台に【不死身】の電球交換士が遭遇するSF(少し不思議)な出来事を描く連作短編集。美女に滅法弱いハードボイルド調の三枚目、十文字の一人称で紡がれる謎と愉快、レトロとノスタルジー、愛と哲学が溢れる世界に浸れる贅沢な読書時間。穏やかで間の抜けた独特の空気感が心地良い。突っ込み所も多々あれど、キャラクターたちが愛おしく、読み終わるのが勿体なくて仕方なかった。交換士が最後に辿り着く答えにもまた痺れる。今年のベストワン作品かもしれない。全ての物事は有限だからこそ尊いのだ。

2018/08/12

もっちー

終始、夢の中を眺めているような掴みどころのない、だけど人情味の溢れる、昔ながらの電球のように暖かい話でした。徐々に古いものがなくなっていく。便利なものや新しいものに変わっていく現代。そんなに慌てて新しいものに変えなくても良いんじゃないかな。昔からの良さもあるんだから、ひとまず立ち止まってみるか…なんてね。感想がめちゃくちゃ、何が言いたいのかわっかんないけど、 ひとまず、お気に入りの本になりました。

2019/02/16

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