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赤毛のアンナ (徳間文庫 し 39-2)

赤毛のアンナ (徳間文庫 し 39-2)

赤毛のアンナ (徳間文庫 し 39-2)

作家
真保裕一
出版社
徳間書店
発売日
2019-01-11
ISBN
9784198944285
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赤毛のアンナ (徳間文庫 し 39-2) / 感想・レビュー

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ジンベエ親分

児童福祉施設で育ち、周りの人をいつも元気づけてきたアンナが成人した後、傷害事件を起こして逮捕される。その事件を知った福祉施設の職員、高校の同級生、アンナの元彼、施設で最も仲の良かった友人、と視点人物を変えながら事件そしてアンナの真相に迫っていく。誰もがアンナに負い目を感じていて、その贖罪の気持ちからも彼女を救おうと奔走するのだが…。なぜアンナが男を刺したのか?その謎を彼らと追っているうちに、なんだか読んでいる自分の人間性が試されているように感じてしまった。「赤毛のアン」に模した章タイトルの最終章が良いな。

2019/05/11

M

環境と性分がそうさせたとはいえ、自分の感情を殺し続けていると弊害が現れる。自己犠牲は一見美しいけれど、いつか露見することを思えば、重い。アンナの濃やかな気配りと頑張り屋の性格を掬ってあげられる大人がそばにいればよかったのに。

2019/03/15

カブ

事故で母親を亡くし、天涯孤独となった志場崎安那は児童養護施設で暮らす。安那はカタカナの「アンナ」と聞こえるように呼んで!と親しい人に話したり、まるで「赤毛のアン」のように生きたいと願う。孤児故に巻き起こる困難に、思わず頑張れ!と声をかけたくなった。

2019/01/30

坂城 弥生

アンナの孤独、アンナの影響力、色んな物を感じた。

2021/11/03

鍵ちゃん

事故で母親を亡くし、児童福祉施設に引き取られた志場崎安那は、赤毛のアンに憧れ、明るく生きていた。そんな彼女に励まされ大人になった仲間たちに、アンナが傷害事件を起こして逮捕されたという報せが。他人の幸せを願い、自分も幸せになりたいと思っていたアンナがなぜ?彼女を助けるため奔走する仲間たちは隠されたアンナの過去に触れる。いい話でしたな。頑張っていたアンナと仲間たち、その結束か本当に力強い。ただ、話がもう少し続いて欲しかった。事件の真相や判決、アンナのこれからなど、次回があれば読みたい作品でした。

2023/09/10

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