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旗師・冬狐堂一 狐罠 (徳間文庫)

旗師・冬狐堂一 狐罠 (徳間文庫)

旗師・冬狐堂一 狐罠 (徳間文庫)

作家
北森鴻
出版社
徳間書店
発売日
2020-11-06
ISBN
9784198945961
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旗師・冬狐堂一 狐罠 (徳間文庫) / 感想・レビュー

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キック

500ページを超える大作ながら、予想もつかない展開に、一気に読了。期待通り面白かったです。内容は、骨董業界内での「目利き殺し」という駆け引きと、ある殺人事件の捜査が密接にからんで進行します。骨董業界の仕組みが理解できるとともに、その深淵な世界を知ることができます。つまり、お仕事小説的な要素に加え、推理小説としても楽しめるという贅沢な作品でした。私は、蓮杖那智シリーズは読破していて、いつか宇佐美陶子シリーズもと思っていましたが、今回徳間文庫で一括文庫化されると聞き、読み始めました。しばらく楽しめます。

2020/12/08

森オサム

冬孤堂シリーズ第一弾。徳間文庫版刊行を期に読んで見ました。古美術、贋作の世界の話は少々難しく、読むのに中々時間が掛かった。ただ、25年前の作品なのに当時の最新技術を駆使する場面が古臭く感じないのは、知識がないおかげだったかも(笑)。騙し騙されの仕掛け合いがメインですが、文体やキャラの感じは「ハードボイルド」の匂いも強かった。そう言う意味では、主人公の陶子に感情移入出来るか、が結構ポイントかな。解説にある通り「コン・ゲーム」、「ハードボイルド」、「本格ミステリ」の要素が詰め込まれており、おススメです。

2021/03/25

geshi

骨董の世界の入り口から闇の深淵まで初心者の読者でも味わえるエンタメと専門性とのバランスが絶妙。罠を仕掛ける陶子・暗躍する橘董堂・殺人事件を捜査する刑事たちの3つの視点で進むストーリーに最初は戸惑ったが慣れればグイグイ読まされる。仕込みの段階で骨董市の裏側を見せる面白さがあり、裏切りや騙しあいの連続に先が全く予想できずハラハラしっぱなしだった。悪を自覚し傷つきながらも戦う姿勢を崩さない陶子の姿が格好いいわ。犯人当てのロジックも骨董の世界を知ったからこそ納得できるものになっている。

2020/11/20

きき

シンプルに、スリリングで前のめりになってしまう作品だった。とある殺人事件と骨董の世界ならではの駆け引きが絡み合うストーリーは、最初は全く別物のように感じていたけれど段々と密接に絡み合っている事が分かるともう夢中。そして主人公・陶子の肝の座り方が自分の常識を逸しすぎていて、格好良いを通り越して読みながら胃が痛くなった。そこまでして人間を夢中にさせる骨董の世界、恐ろしすぎる。賭事の類ではないけれど、これはもうれっきとした博打。入り込んだら抜け出せない、けれどプライドを持って挑んでいるのだと陶子を見て思った。

2021/05/06

rin

初読み作家さん。皆さんのレビューで亡くなられたのを知りました。とても面白かったので残念です。骨董の世界はほとんど知らなかったし、簱師という職業も初耳でした。 陶子さんはとても魅力的ですし、警察の犬猿コンビの会話もすごい。警察の事情聴取は恐ろしい。どんどん追い詰められていく陶子さんにどきどきでした。贋作の怖さも納得です なんでも鑑定団の鑑定師の方々への見方が違って見えました。続きも読んでみたい

2021/03/28

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