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下町不思議町物語 (徳間文庫)

下町不思議町物語 (徳間文庫)

下町不思議町物語 (徳間文庫)

作家
香月日輪
出版社
徳間書店
発売日
2021-04-14
ISBN
9784198946418
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下町不思議町物語 (徳間文庫) / 感想・レビュー

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はつばあば

香月日輪さんの本はいつ読ませてもらっても心が傷つかない。イヤミス系とは縁のない生活を送ってこられたのか・・それとも心の傷を克服されて読者に愛を提供してくれてはったのか。人への気遣いが素晴らしい。どの本を読ませてもらっても子供には愛を、大人には子育てを指南してくれます。ほんと惜しい人やったから早世されたのでしょう。憎まれ婆はいつお迎えがくるのでしょう(?_?)

2023/12/11

ぽろん

関西から引越ししてきた直之は、いじめっ子に目を付けられても、不思議町の師匠がいるからへっちゃらだい!優しくて可笑しい住人達や家族の物語にほろりときます。続編が読めないのが哀しい。

2021/05/07

Kazuko Ohta

旅先に持って出た本を往路で読了してしまい、駅に入る書店でとにかく薄い本を探し求めてさまよったところ、本作に目が行きました。“妖怪アパート”シリーズを読んだ頃が懐かしい。病気を患っていた主人公の少年に向かって師匠が掛ける、「お前の事情を知らん奴からしたら、お前は遅れてるなぁと思うのも当たり前。当たり前のことなんやから、お前がことさら気にすることでもないねん」という言葉は、そのとおりだと思いました。1時間もあれば読み切れる本の中に、こんなにも優しさと温かさがあふれている。作家の早世が惜しまれてなりません。

2021/06/25

みずさん

香月日輪さん、もっともっと書いて欲しかったなぁ。 子供のためにも、疲れた大人のためにも、心の栄養になるお話ばかりでした。 子供にも孫にも受け継ぎたい話です。合掌。

2021/06/12

himico

★★★★★(4.5)トトロはいた!行ける人にしか行けない下町、そこにいる不思議が見える人達、その下町にメイちゃんのように入って行ける主人公直之の物語です。直之の傷付いた心は下町で癒えていきます。そんな中最大のトラブルが。そんな直之を心配する父親はトトロのところにたどり着けたサツキちゃんのようになれるのか、直之はどうなるのか!トトロに親しんだ人なら楽しく読めるのではないでしょうか。続きを読みたいと思ったのですが、作者さんが急逝されたそうで、残念です。他の作品も読んでみたいと思います。

2021/05/28

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