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海底密室 (徳間文庫)

海底密室 (徳間文庫)

海底密室 (徳間文庫)

作家
三雲岳斗
出版社
徳間書店
発売日
2021-08-11
ISBN
9784198946692
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海底密室 (徳間文庫) / 感想・レビュー

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よっち

深海4000メートルに存在する海底実験施設《バブル》。そこに取材のために訪れて二週間前に常駐スタッフが不審な死を遂げていたことを知った鷲見崎遊が、携帯情報デバイスに宿る仮想人格とともに事件の推理に乗りだすミステリ。すでに自殺として処理されてしまったひとつの死。しかしそれで終わらずに連続して発生する怪死事件。『M.G.H.楽園の鏡像』の前日譚的内容で、完全に密閉された空間の中で起きた事件の動機はわりとありふれていた感もありましたけど、科学知識を駆使して引き起こされた事件の真相はなかなか興味深く読めましたね。

2022/01/12

うみ

深海の密室ですよ。なんて魅力的であることか。それに加えて探偵役の設定がもうたまらない。どうして今までこの作品を知らずにいたのかと悔やまれてならない。この2人の活躍するお話をもっとたくさん読みたい!! お願いです。読ませてください。

2021/08/16

coco夏ko10角

深海4000メートルにある海底実験施設・バブル、そこに取材で訪れた遊、二週間前にスタッフが自殺したらしいがまたも死体が…。すっごく面白かった!とにかく海底の密室にワクワク。事件のことも人間の精神的なことも…なるほどなぁ。姉妹編らしい『M.G.H.楽園の鏡像』も読まねば。遊とミドーのコンビもっと見たいけど続編はないらしく残念。

2022/11/28

ゆみにてぃー。

本格SFミステリー。私個人的にはSFやサイエンスが得意ではないものの、ストーリー展開の面白さで読後に早速再読😁全く予想できない結末で、再度したら第一章に伏線が散らばっていたのだなと感服。科学好きはもちろん、ロマンが好きな人もオススメ。よくあるAIが実は犯人とかAIが暴走とかじゃなくて予想を遥か超えたところにあって楽しめた。

2022/04/15

nishiyan

海底4000メートルに造られた海底実験施設バブルに取材で訪れた雑誌記者の鷲見崎遊が滞在中に発生した連続怪死事件に携帯情報デバイスに宿る仮想人格アプリカントとともに挑むクローズドサークルもの。アプリカントの視点で物語は進み、ちょっとした掛け合いが小気味良くて楽しい。閉鎖空間で一件薄そうに見える人間関係に潜む闇。徐々に明らかになる登場人物たちの思惑が妙に後を引く。顛末はあっさりとしているものの、最後に遊に投げられた爆弾が愉快でようやく安眠できた彼女の夢が良いものであることを祈りたくなる読後感。続編が読みたい。

2021/11/05

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