KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

Memories of the never happened1 ロビンソンの家 (徳間文庫)

Memories of the never happened1 ロビンソンの家 (徳間文庫)

Memories of the never happened1 ロビンソンの家 (徳間文庫)

作家
打海文三
出版社
徳間書店
発売日
2022-04-13
ISBN
9784198947323
amazonで購入する Kindle版を購入する

Memories of the never happened1 ロビンソンの家 (徳間文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

タカギ

おもしろかった。ハイセンス。なるほど、伊坂幸太郎は著者の影響を受けている。表紙がポップなので手に取りやすい。『ハルビン・カフェ』から残虐性を引くとこうなるのかと思う。壊れた家族の話で、フェミニズムの話で、性愛の話で、ミステリ。解説の宮内悠介は著者が伝えたかったのは「そうではない」と言っている。なんだろう。ラストのどうしようもなさも良い。いろいろ考えても考えなくても、すごくおもしろいです。連載版とのちがいもとても興味深い。

2023/10/11

じゅむろりん

年始めは打海作品。祖母が建てたRの家に、幼い頃母親を失った高校休学中のリョウと、伯父で小学生の頃エロ小説を執筆して家族と断絶した雅彦、家出して風俗店に勤める従姉妹の李花が集う。海に身を投げたはずの母親順子は、本当に死んだのか。関係性が壊れ漂流し続ける家族の中で、母の真相を探るリョウに待ち受ける結末が気になる。リョウは身勝手な父をどう思っているのだろうか。読み終わると寂しくもあり哀しくもあるけど、切なさが余韻としていつまでも残ります。男女の関係と権利、生き様の自由を謳う打海氏らしさ溢れる作品でした。

2023/01/07

Good Tomorrow

尖っていて倒錯的、理知的であり退廃的な空気感、猥談すら耽美的、シニカルでビター、捉え所のないとても面白い小説でした。17歳の夏、〝リョウ〟は高校を休学して北関東の漁師町にある〈Rの家〉で、伯父の〝雅彦〟と従姉の〝李花〟変わり者二人との同居生活。12年前リョウの母〝順子さん〟が自殺した秘密と真実…。生きていくのは疲れるが、それでも人生は続いていく、漂流しながら…。そんな気持ちが胸に沁みいる一冊。

2022/05/12

こばゆみ

うーむ、全然分からんかった(^_^;)。いや、場面場面は分かるのだけど、1つのお話として繋がらないというか…(^_^;)。でも解説に「少年があてどなくさまよう流浪の物語」って書いてあって、そうそうそんな感じ!とようやく腑に落ちたのでした…不思議なお話…

2022/05/15

JUN

女と男の壁を越えてみようと もがいているようで、、

2022/04/16

感想・レビューをもっと見る