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ぼくらは森で生まれかわった (読書の時間 9)

ぼくらは森で生まれかわった (読書の時間 9)

ぼくらは森で生まれかわった (読書の時間 9)

作家
おおぎやなぎちか
宮尾和孝
出版社
あかね書房
発売日
2021-06-10
ISBN
9784251044792
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ぼくらは森で生まれかわった (読書の時間 9) / 感想・レビュー

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yumicomachi

気持ちのいい物語だった。主な舞台は、岩手県の羽野村と呼ばれる地域。河童伝説などもあり、自然豊かなその場所で生まれ育った小学校五年生の真は、夏休みに東京から来た同い年の少年・順矢に出会う。順矢は、民俗学研究者であるおじに同行してきていた。しだいに打ち解けていく二人だったが、事件が起こり、もともと心に傷をもっていた順矢は、真に黙って東京に帰ってしまう。そして……。「お前、勇気あるか?」「お前、勇気あるね」という、かっちゃんの言葉が効いている。勇気と再生がこの作品のキーワードといえると思う。2021年6月刊行。

2021/06/23

izw

河童森のある田舎で、5年生の真が都会から来た順矢と出会う。翳りのある順矢だったが、本当はもっと大きな秘密があた。祭の夜にその秘密が明らかになった後、急展開する。少年たちにとって特別となった夏の経験だが、順矢のように極端に特殊な環境にいる子だけではなく、普通の子にある普通の悩みにも投影できるストーリー展開だと思いつつ読み進めた。蝉の鳴き声が、登場するたびに、微妙に変化していき、夏の時間が経過が実感できる。

2021/09/04

さい

しみじみと良い本です。自然と歴史の懐に抱かれ、河童伝説の隣で生活する子と、都会のど真ん中でメディアに晒されて生きてきた子の出会い。全く違う育ちと価値観の中にいるようであり、実は普遍的なものの中に在るようでもある。相手を思う気持ちがなければそれきりだけれど、わかろうと一歩踏み出す勇気があれば人生は大きく変わる。登場する食べ物が美味しそう。キュウリもクルミ餡のからんだ餅も。植物の描写も魅力的で、カヤやミゾソバ、検索してしまった。かっちゃんを真っ直ぐ見つめて描いているのがとても嬉しい。

2021/12/02

芦屋和音

小5の真は岩手県の河童伝説のある地域に暮らす。夏休みに、東京から同い年の順矢がやってきて……。小学生ながら二人とも、今後の将来についてちゃんと考えている。物語が進むと共に蝉の鳴き声も変化してゆき季節の移ろいを感じた。「心が壊れそうになってもきちんと再生できる」というメッセージを受け取りました。クルミ餅が食べたい🤤

2022/03/24

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