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潮が舞い子が舞い(1) (少年チャンピオン・コミックス・エクストラ)

潮が舞い子が舞い(1) (少年チャンピオン・コミックス・エクストラ)

潮が舞い子が舞い(1) (少年チャンピオン・コミックス・エクストラ)

作家
阿部共実
出版社
秋田書店
発売日
2019-09-06
ISBN
9784253252386
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「潮が舞い子が舞い(1) (少年チャンピオン・コミックス・エクストラ)」のおすすめレビュー

中二病ならぬ高二病? 長すぎるセリフが止まらない、田舎の高校生たちの物語

『潮が舞い子が舞い』(阿部共実/秋田書店)

 高校2年生の甘酸っぱくない“しょっぱい”時間を描くのが『潮が舞い子が舞い』(阿部共実/秋田書店)だ。

 毎回ひとりの生徒にスポットがあたり、なんということもない彼らの青春が、阿部節とも言うべき哲学的な長ゼリフと共に語られる。そんな本作を紹介する。

 阿部氏といえばうまくやれないひとたちの物語『空が灰色だから』や『死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々』で話題になった。そしてガールミーツボーイストーリー『月曜日の友達』でも辛く苦しく、そして明るい少年少女の物語を描いてきた。では2019年9月に発売された第1巻を中心にレビューしていこう。

■友情、恋愛… 取るに足りないことにてんやわんやの青春群像劇  舞台は潮(しお)が香る海のそばにある、ちょっと田舎の共学高校。その2年4組を中心に物語はすすむ。

 青春群像劇と書くと高尚そうだが、ぜひ皆さんの高校時代も想像してみてほしい。16歳から17歳の子どもたちはみんな騒がしく、てんやわ…

2019/12/1

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潮が舞い子が舞い(1) (少年チャンピオン・コミックス・エクストラ) / 感想・レビュー

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トラシショウ。

「案外こんな黴くせえ話が大人になったら大切な話になったりするもんかな」。何も無いのが特徴の様な、潮が舞い込む海沿いの田舎町。幼馴染同士の水木と百瀬、悪友の火川と風越、押しの強い虎美と逆張りの右左、親しみやすい犀賀ら、同じ高校の二年A組の他愛なく、かけがえのない日々を描く。「空が灰色だから」「ちーちゃんはちょっと足りない」「月曜日の友達」等、青春のボタンの掛け違いが産む蹉跌を好む俊英の新作は、意外にも毒気抑えめの青春群像コメディ。会話の組み立て等、今回かなりセンスに振って来たと言う印象(以下コメ欄に余談)。

2019/09/15

オザマチ

テンポ良いなぁ。バーグマンの回が好き。

2020/04/30

ジロリン

今まであまりそういうジャンルに関わってこなかったのでよく分からんが、いわゆる「日常系」のマンガなのかな?その手のマンガとしては<いつか失われるであろうモノ>に対する寂寥感に溢れる気がするのは何故だろう。作中の「こんなショッパイ話も、いつか大切な思い出になるんだろうな」という会話が、やけに印象に残る。「『青春』とは、その最中にいる当事者には、絶対に気付けないものだ」…先日、他の本で目にした言葉が思い起こされる。そのくせ、思わず吹き出しちゃうようなテンポのいい会話に溢れてる、という何とも絶妙な読み味のマンガ♪

2019/09/16

ぷほは

『月曜日の友達』は本当に傑作だった。今回は、たとえば教室から差す陽の光と風に揺れるカーテン、性がギリギリ未分化でもあり得るような少年少女、演劇めいた独白調の吹き出し等によって同様の路線を継続する意向のようだ。ただし同じ演劇調とは言っても、新海誠のような足し算的発想でなく、あくまで引き算による空白の切なさを重視する点に漫画であることの矜持が見えて好感が持てる。彼ら・彼女らの饒舌ぶりは、われわれがやり残したまま冬を迎えていた、夏休みの宿題のように、今も机の中の引き出しに、眠っているものたちを呼び覚ますようで。

2019/09/07

まど

舞子公園は青春の場。分かる。ノスタルジーに浸れます。オムニバスだが、各話の新キャラが実は1話から背景でチラ見えしてるなど、再読でも楽しめる。水木百瀬、はよ付き合え。

2020/05/11

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