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鬱ごはん(1) (ヤングチャンピオン烈コミックス)

鬱ごはん(1) (ヤングチャンピオン烈コミックス)

鬱ごはん(1) (ヤングチャンピオン烈コミックス)

作家
施川ユウキ
出版社
秋田書店
発売日
2013-04-19
ISBN
9784253255578
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「もう自分はアイスの当たり棒を交換しにいけない年齢だ」絶望グルメ漫画『鬱ごはん』約3年ぶりの新刊、鬱々さは増すばかり!

『鬱ごはん』(施川ユウキ/秋田書店)

 ふつうのグルメ漫画では、「訪れた飲食店のこと」「そこで出てきた料理や、自分で作った料理のこと」「その料理の美味しさ」などが、つぶさに観察・分析されて、描かれている。

 しかし、1人で食事をするとき、みんなそんなに料理のことや、お店のことばかり考えているだろうか。自分の将来などについてぼーっと考えつつ、1人の寂しさもあいまって、暗い気持ちになったりしているのではないだろうか。

 そもそも食っているものの大半は、グルメ漫画のように美味しいものではなく、普通の味だったり、時にはむしろマズかったりするのではないだろうか……。

 約3年ぶりの新刊となる第2巻が発売された『鬱ごはん』(施川ユウキ/秋田書店)は、そんな鬱々とした一人メシを描いた漫画だ。第1巻も「自分で作ったカツサンドがキャベツの量が多すぎてベチャベチャに」「賞味期限切れのカンヅメの中身をトイレに流す」など傑作の話が多かったが、2巻は鬱々さも面白さも切れ味が増していた。

 たとえば主人公の鬱野たけし(22歳・就職浪人中)が、夏カゼをひいた日に、ガリガリ君らしきアイ…

2016/10/4

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鬱ごはん(1) (ヤングチャンピオン烈コミックス) / 感想・レビュー

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流言

不快で共感し安堵する。コモリガエルでホットケーキを連想し、ガムにナメクジの交尾を見るウツノの価値観は共感できるものではないがそれでもどこかほっとする。ピザを食べれば礫死体を思い、寿司の海老を虫っぽいと感じるウツノは食事が嫌なのかと思えば、「好きなんだ 寿司」と独白し、スプラッタを見ながら食べるジャンクフードも好きであるらしい。食事に対する愛憎混ざった思いは、不思議な共感を呼ぶ。なぜか関西弁で突っ込みをいれる毒舌の黒猫妖精がちょっとだけこの暗澹とした世界に彩りを添えている……けど幻覚なんだよね。さみしい。

2014/02/07

ぐうぐう

負の『孤独のグルメ』とも呼ぶべき『鬱ごはん』。帯には「就職浪人生・鬱野が鬱々とした思いをめぐらせながら日々食べ物と向かい合う、“食”を楽しめない男の孤独なひとり飯。」とある。確かに鬱野は、コモリガエルを見て思い出しホットケーキミックスでホットケーキを作ったり、ハーゲンダッツのアイスを見て格差社会を実感したりと、その鬱っぷりはハンパない。しかしそれは、鬱野の繊細さが成せる結果だ。その繊細さは、世界をより理解する手だてともなる。何より鬱野は、そんな世界を実は楽しんでいる。それが、この漫画の好感だ。

2014/11/26

三柴ゆよし

学生時代、あるいは徹夜でゲームか何かやってるときなぞ、ふと、メシなんて食わずに済めばいいのにと思った人の数はそれなりに多いはず。一風変わったグルメ漫画が乱立する昨今、〈孤独〉や〈ズボラ〉ですら食を支える魂柱として活きてしまう、その風潮に抗うかのごとく、本書において描かれるのは食という行為が孕む煩わしさ、面倒くささ、そして気持ちわるさ、である。世にグルメ漫画は数多あれど、〈おいしくて、楽しい、食〉というそもそもの大前提を脱構築してしまったとんでもない漫画は本書を措いて他にないのでは。ひねくれものにオススメ。

2015/08/29

鱒子

これほどメシマズな漫画は読んだことがありません。普通のグルメ漫画は深夜に読んで、お腹が空いて後悔ーーということがよくありますが、この作品は食欲を刺激しないので安心です。施川ユウキ作品はひねくれてるけど、そこが好き。

2016/01/04

りりす

「食べるのが嫌になる」と感想を聞いたことがあったけど、心配してたほどではなかった。読んでる最中、私の頭の中で母(根明で鬱や少数派に理解がなく難しいことを考えることが出来ない)が主人公に何度も文句を言っていて、私は2人の間で板挟みになった。ちなみに以前私がHTFを観ながら目玉焼きを食べていたら妹に「信じられない」と言われたが、その妹というのがもののけ姫冒頭のシーンを観ながらペヤングを食べるような奴なので、私が目玉焼きになにもかけないことが信じられなかったのだと思う。

2017/04/17

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