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小さな家のローラ

小さな家のローラ

小さな家のローラ

作家
ローラ・インガルス・ワイルダー
安野光雅
出版社
朝日出版社
発売日
2017-03-09
ISBN
9784255009827
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ジャンル

小さな家のローラ / 感想・レビュー

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ぶち

インガルス一家があの"大草原の小さな家"に移る前に、大きな森の中の小さな家で暮らしていた頃のお話。『旅の絵本』の安野光雅さんが訳し、たくさんの挿絵も描いています。どれも色使いが美しく、開拓時代の暮らしぶりが活き活きと伝わってきます。物語では、燻製作りやチーズ作りの仕事、姉妹や従兄弟たちとの遊び、四季の移り変わりの様子など、小さいローラが見、体験し、感じた当時の暮らしぶりが語られています。何から何まで自給自足の苦労も多い厳しい生活ですが、小さなローラがそんな生活の中に幸せを感じていることに感動します。

2018/07/18

ちゃちゃ

あぁ、胸がわくわくする。ここには生きるためのすべてがある。厳しい自然を生き抜くための知恵と受け継がれてゆく文化。家族で支え合いながら、捕らえた獲物、収穫した食材を余すところなく使い切る自足の暮らし。150年余り前のアメリカ北西部、「ビッグウッズ」という大きな森に住むローラとその家族の物語。原作は皆さんご存知のワイルダー作『大きな森の小さな家』。あの名作に、絵本作家安野光雅氏が挿絵を描き監訳を担当した作品だ。全頁に描かれた安野氏の絵が、自然の美しさと家族の温かさを伝えて素晴らしかった。2021年読み納め。

2021/12/31

しいたけ

安野光雅さんが絵だけではなく、監訳なさってます。有名なお話の絵本ということで、日本語の不自由な小5の子の夏休みの宿題用になるかと思ったのですが、やはりお話は長かったです。私が一人で楽しみました。安野さんの優しい絵で描かれる西部開拓時代の生活は、映像とはまた違う、心踊る世界観があります。細かいところまで、ずっと見て触れていたくなる本です。

2019/08/19

ぶんこ

こちらのシリーズは全部読んでいたのですが、安野光雅さんの絵・監訳とあったので読んでみました。安野さんの絵がほんわかとしていて、鉄砲の弾や仕組みの絵、手作りバターの木型の絵などがあることで、文庫本ではいまいち判らなかったことが、それこそ手にとるように判る絵本となっていました。当時の人々の、生活の厳しさとともに、何をも粗末にせずに使いこなす姿勢。ただ使うだけではなく、木型には苺と葉っぱの模様を彫っていたりと、生活に潤いを与えていました。文庫本で読んだ時よりも、よりローラに寄り添えた気がします。さすが安野さん。

2022/01/25

♪みどりpiyopiyo♪

アメリカ開拓時代の生活を描いた自伝小説「小さな家」シリーズの新版が出ました☆ 『大草原の小さな家』に引っ越す前の『大きな森』での暮らし。小さな女の子ローラの目に映る瑞々しい世界。誠実な人々の逞しい暮らしぶり。■文だけだと分かりにくい当時の暮らしが図説されていて、とても面白かったです。巻頭に、地図、家の見取り図、登場人物の相関図。各章毎に見開きいっぱいの季節の絵、全てのページに可愛い挿絵(図説)。■安野さんには同シリーズの別の物語も出して欲しいです♪ (1932年。安野光雅 絵・監訳 2017年)(→続

2017/07/30

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