判断のデザイン (TEDブックス)
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判断のデザイン (TEDブックス) / 感想・レビュー
ayumii
身近にあるもののデザインについて、その表現したいものが、明瞭(クリア)か不可解(ミステリアス)かという視点で紹介されている。何が言いたいのかわざとわかりづらくする場合もあるし、明確にしようとしてかえってよくわからなくなっているものもある。標識とかポスターとか広告とか、身の回りのデザインを改めて見直してみたくなる。
2019/07/31
Koichiro Minematsu
チップ.キッドの感性と閃きの素晴らしさを実感。見る者に訴えるデザインはそのインパクトも重要だが、筆者が言う明瞭か不可解かそれが問題。ダイエットコークのラベルの広告の話がよくわかる実例。
2017/10/22
カエル子
トイレで読書5冊目。再読して改めて「不可解度メーター」が不可解。翻訳もいまいちのような気がしてきました。著者がデザインした装丁が事例としてちょいちょい登場するのだけど、それらがさほどステキじゃない。特に『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』の英語版の装丁(世に出たものかどうかは不明)なんてヒドイ気がする笑。なにより、この本の装丁もそれほどではない。まー、グラフィックデザイナーが町中観察してヒントを得ているという事実とその事例紹介という枠で読めば勉強になる……ところもある、くらい。
2021/08/16
カエル子
セミナーで紹介する本たちをそろそろ入れ替えたいなーと、実は半年くらい前から思っていて、そしてまったく入れ替えられないままに今年が終わろうとしている…。そんな反省はともかく、日常生活の中で観察したことを、デザイナーがどう解釈して、装丁デザインへつなげているのか、その技をわかりやすく言語化してくれていてなかなかにオススメの本書。ただなー、彼が提唱する“不可解度メーター”がなにげにわかりにくいというところが難点であった。悩ましい。
2017/12/10
ILP71
デザインを見た人がそこから何らかの判断に辿り着くことができるようにするために、デザイナーは明瞭さと不可解さの配合をどうすればいいのか。それを著者の作品(ブックカバーデザイン)や撮った写真から説明した本。紹介するデザイン毎に不可解度メーターという軸を持ち込んでおり分かりやすい。何か伝えようとする場合、とかく明瞭さを意識しがちだが、不可解さの次元を意識する事でより伝わりやすくさせる効果があり得るという視点は流石デザイナーと感心した。
2019/11/26
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