KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

無為の共同体: バタイユの恍惚から (ポストモダン叢書 7)

無為の共同体: バタイユの恍惚から (ポストモダン叢書 7)

無為の共同体: バタイユの恍惚から (ポストモダン叢書 7)

作家
ジャン=リュック・ナンシー
西谷修
出版社
朝日出版社
発売日
1985-05-01
ISBN
9784255850368
amazonで購入する

無為の共同体: バタイユの恍惚から (ポストモダン叢書 7) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

しゅん

「共同体は私に、私の誕生と死とを提示することによって、自己の外にある私の現存を開示する」。バタイユの、そしてナンシーの共同体は何も企てない。目的を持たず、ただ「私」の死を死として承認する。それは個人が死を所有できるとするハイデガーの哲学と、その帰結としての自殺する共同体、ナチスへのアンチテーゼだった。ただ、ナンシーはバタイユが結局男と女の関係に観られるような主客の差を導入してしまったことを指摘しながらこう言う。歴史的な限界を見据えながら、我々は先に進まなくてはいけない。共同体は常に生成中の何かなのだ。

2017/04/24

ヒルデ

共同体ってなんだ。はっきりと認識してるのに聞かれると答えられない。

2012/05/02

ヤマニシ

「共同体は孤立の呈示であるが、それは個人化ではなく、共-現する有限性なのである。」(p88)

2021/08/05

感想・レビューをもっと見る