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対訳 21世紀に生きる君たちへ

対訳 21世紀に生きる君たちへ

対訳 21世紀に生きる君たちへ

作家
司馬遼太郎
ドナルド・キーン
ロバート・ミンツァー
出版社
朝日出版社
発売日
1999-10-22
ISBN
9784255990521
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対訳 21世紀に生きる君たちへ / 感想・レビュー

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さと

洪庵から引き継がれた松明の火を、彼はこうして未来の弟子たちに心の灯として分け伝えている。人は自然に生かされているという事、自己を確立し21世紀のかじ取りをする必要がある事、他者へのいたわりを己の心に根付かせること、そう訓練すること。21世紀を生きる若者たちへ綴られた希望と期待である。激動の20世紀を生きた彼のメッセージは優しくも深い。

2015/07/30

やすらぎ

君たちだけが持っている大きなものがある。未来である。私の人生は残り少ない。21世紀を見ることはできない。君たちは違う。輝かしい担い手である。未来は予測できないが言えることはある。昔も今も変わらない自然こそ普遍の価値なのである。私たちは自然によって生かされている。20世紀は自然への恐れが薄くなった。自然に対して威張った時代は、21世紀には終わるに違いない。人間は助け合って生きているのである。いたわり、やさしさ。頼もしい君たちへ。自分に厳しく相手に優しく、訓練し、自己中心ではない自己が確立されていくのである。

2019/05/19

モリー

司馬遼太郎さんが、「21世紀に生きる君たちへ」と題して小学生に向けて書き残したメッセージです。「両親を愛するようにして、歴史を愛している」とおっしゃる著者が「歴史から学んだ人間の生き方の基本的なことども」を易しく語ります。「自然こそ不変の価値」であり、「社会とは支え合う仕組み」であると、当然のことが語られています。しかし、私たちがこのことを本当に大切にして生きているかとと問われれば、簡単に頷くことは出来ないかもしれません。大いなる存在に生かされていることを忘れ、自然に対して不遜な態度をとってはいないか。↓

2020/02/03

かのこ

参加できなかった読書会の課題本。歴史小説の大家・司馬遼太郎さんが小学生を意識して書いたエッセイ。子供向けだけど、良い意味でいつもの司馬遼太郎らしさに溢れた文章。司馬先生の文章って本当に読みやすい。簡潔で的確な言葉で、温かい目線で、歴史の面白さ・子供達がもつ未来の素晴らしさ・未来を生きる子供達へ伝えたい事が書かれていて、読後非常に爽やかな気持ちになる。軽い言葉になっちゃうけど、21世紀の今を生きていられるってこんなにもhappyなことなんだなと!“たのもしき”人揃いの司馬作品の登場人物達に会いたくもなった。

2017/04/02

壮の字

司馬遼太郎が小学校教科書のために書き下ろした熱いメッセージ。子どもたちがどこに向かって伸びていけばいいのかを、ていねいでわかりやすい言葉で指し示してくれる。静かに心の深いところまで届いていく。伝える役割であるはずの大人が読んでも充分に心に響く。ちょっと小学生にはムズカシイかな...と思える部分もあるけれど「トイレ文庫」にこっそり置いておこう。お腹が弱くてトイレにこもりがちの次女(小6)あたりがなんとな~く手にとってくれればうれしい。そして「たのもしい」人間になってくれればなお...です。

2015/09/29

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