栞と紙魚子と青い馬 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)
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栞と紙魚子と青い馬 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス) / 感想・レビュー
三柴ゆよし
再読。読み返したら止まらなくなってしまった。テンションは異様に低いのに展開はカオス。リボンウオの一種(あんとく様! お許しを!!)が魚屋で売られてたり、紙魚子が妖怪ハンター化したり、バベルの図書館に迷い込んだりと、ネタのマニアック度が増している。この漫画で笑える人とは仲良くなれるという変なジンクスがあったりする。
2009/06/17
Susumu Kobayashi
全9編収録。紙魚子が同級生の鴻鳥友子に頼まれて探した『陳氏菜経』は中国の料理書。戦前に出た完全版には、後に削除された人肉料理のレシピが記されていた。友子の屋敷には夜な夜な同書を手にしてさまよう幽霊が出るという。第一話「本を読む幽霊」。ムルムルの佃煮って美味しいのかなあ。
2020/09/13
hibimoriSitaro
再読。1998年5月初版の2000年11月8刷。宙を舞うクトルーちゃんがまことに楽しそうで何より。スク水のマチコさんかわええ。栞と紙魚子だけが突出しておかしいのではなく,奇人の層の厚い胃の頭町なんである。
2020/07/18
5〇5
主人公は、怖いもの知らずの栞と理屈っぽい紙魚子の女子高生コンビ ♦二人が遭遇する異色の住民と化物とが繰り広げる奇妙過ぎる出来事の数々 ♣舞台となるのは胃の頭町(いのあたまちょう)。ここはまさに異界の入口だ♥そして何より、怪異をユーモアで包み込んだ世界観は独特だ ♠パロディやギャグを強調して著者自ら楽しんでいるようでもある。これは快作だ。
2022/04/11
Hiroki Nishizumi
夜眠れなくなるような恐怖の物語が続くのに、何かしら安心できるキャラの登場で救われる。しかしムルムルの生態って・・・・
2016/04/19
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