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女は後半からがおもしろい

女は後半からがおもしろい

女は後半からがおもしろい

作家
坂東眞理子
上野千鶴子
出版社
潮出版社
発売日
2011-05-06
ISBN
9784267018749
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女は後半からがおもしろい / 感想・レビュー

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うさうさ

坂東さんと上野さんのお喋りのような対談。うなずける部分も多くて、頭のいいお二人の会話はとても面白かった。特に現代の話になった後半が面白い。「老後の幸せは、子どもが不良債権になるかならないかで違う」という表現は言い得て妙。

2016/12/09

カッパ

【444】【△】バリバリ働く女性の走りのような2人。学歴も立派。心意気も立派。そんな2人の讃え合う対談だと思う。もちろん社会について話いる。でも、持たざる者の気持ちはどうかな?わかってないようにも思う。やはり持つものにならないと厳しいのかななんてマイナス思考の私は感じた。

2017/06/29

ミッチ

現在の自分で当てはめてみた。「内定をゲットした職場で10年、20年と勤続している人をみて、その中に『こうなりたい』と思う人がいなかったら辞めたほうがいい」(私の職場にはいなかったけど辞めなかったからこそ今があると思う)「組織は有能な人にとっては桎梏になるかもしれないけれど、無能な人を守ってくれる。人並みはずれて自分が優れていると思わない限りは、組織にいたほうが賢明」(これは大賛成)「仕事に生きがいなんかいらないから、定収入があることが大事」(今回の年金問題でおおいに同感します)

2019/07/05

むつこ

頭の良いお二人の対談は何気ない会話の中にも知性を感じるがそれが嫌みではなく、素直に好感がもてる不思議。題名の「後半から」という意味は、女性であれ男性ともに、ある程度のキャリアを積むことで生まれるのだと納得。「キライなことでもきちんとこなせるかどうか」、「老後の幸福を左右するのは子供が不良債権になるか?」の坂東さんの言葉にハッとした。

2016/10/14

Sakie

女性が赤の他人の女性との間に関係を築けるとしたら友情ではなく連帯だと、私は思っている。それに関し興味深い箇所があった。女性の立場がより良くなるとは、女が男の競争に参入し、男と同じ条件で戦い勝つことではないという。勝てば敗者を見下すのみならず、自分の弱さを切り捨てることになるからだ。女は子供を産めばどうしたって弱者になる。だから連帯が必要なのに、難しくなっていると。このことは現代の日本女性を生きにくくする要因になっているに違いない。未婚も子無しも加われる、女性同士がつながる仕組みは想像がつかないけれども。

2020/02/09

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