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大相撲の不思議 (潮新書 18)

大相撲の不思議 (潮新書 18)

大相撲の不思議 (潮新書 18)

作家
内館牧子
出版社
潮出版社
発売日
2018-09-05
ISBN
9784267021497
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大相撲の不思議 (潮新書 18) / 感想・レビュー

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鉄之助

なぜ相撲が国技となったのか? 花道の由来は? 九州場所だけ、横綱が敗れてもなぜ座布団が舞わないのか? 天皇賜杯の裏側に刻まれた製造年が、「大正十六年」。存在しない年号の謎、などなど興味深い「不思議」が提示され、すっきり解答、腑に落ちる。大相撲の奥深さがよく分かった。女性初の「横審」を10年勤め、東北大の大学院や、相撲教習所で相撲の歴史を学んだ内館さんならではの好著だ。世代交代の大波に洗われそうな大相撲。いまこの時期に、読んでおきたい1冊だ、と強く思った。

2022/01/24

ナイスネイチャ

図書館本。大相撲ファンではないのですが、楽しく拝読。国技として守るべき伝統・文化。外国人力士が理解出来ない神道的な儀式とかは世間もどう考えるかはありますが、私は著者の意見に賛成したい。

2019/05/18

佐島楓

面白かった。面白かったけれど、それは私が大相撲ファンだからそう思うのであって、大多数のかたにはマイナーな情報だろう。究極の実力・階級社会であることや、女人禁制のしきたりを今の時流にそぐわないと忌避されるかたもいらっしゃるのだろうが、そこを緩くしてしまうと大相撲は大相撲でなくなってしまうと私は思っている。ファンほどその思いは強いのではないだろうか。

2018/09/18

メタボン

☆☆☆☆ 内館氏の相撲に対するリスペクトが半端ない。単なる毒吐きかと思っていたが、きちんと伝統を踏まえての発言に敬意を表したい。相撲の格差社会を垣間見たり、髪に花を挿して入場したから「花道」と呼ばれるようになったこと、手刀は右手で左・右・中と切ることなどを知って、面白かった。また天皇賜杯の大正16年4月29日のミステリーも興味深い。

2020/01/06

のびすけ

内館牧子さんは2000年から10年まで女性初の横綱審議委員を努める。審議委員を努めるに当たり、東北大学の大学院に入り相撲史を学ぶ。本書はその時に学んだ相撲史をベースに、大相撲の歴史や仕来り、小ネタについてまとめられている。横審時代の裏話や暴露話、「相撲界に物申す!」的な、内館さんならではの話しを期待していたが、そういう内容ではなかった。

2020/11/01

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