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小さな神たちの祭り

小さな神たちの祭り

小さな神たちの祭り

作家
内館牧子
出版社
潮出版社
発売日
2021-03-05
ISBN
9784267022845
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小さな神たちの祭り / 感想・レビュー

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うののささら

東日本大震災を明るく書いた小説始めた読んだな。東京に出かけてくるあいだに起きた地震で家族全員がなくなってしまった。罪悪感から自分だけ幸せになれない息子に死んだ家族たちがなぐさめる。夕暮れはふたつの世界がつながる。地震津波で亡くなった人は突然のことで、大切な家族にありがとうが言えなかった。伝えたいことはいっぱいだったが、別の世界では家族と暮らした世界があり、幸せなれるよう見守ってくれている。あきらめず前向きに生きることが、なによりの供養になるかな。よかったです。

2021/05/07

ぶんこ

東日本大地震で家族全員と飼い犬が行方不明になって8年。1人だけ生き残るということが、どんなに罪悪感に苛まれる日々であることか。いつも明るく前向きな人と思ってもらえるようにしていた晃。それでも、なぜあの時一緒に東京に行きたいと言っていた弟を置いてきてしまったのか?との思いが拭えない。これは辛い。そんな時にタクシー運転手をしていた祖父のタクシーが止まり、あの世の実家に連れて行ってくれる。あの世では皆がかわらずに元気に暮らしていた。これは救いですね。この展開には内館さんありがとうと言いたい。美結さんも素敵。

2021/08/05

はる

東日本大震災で家族5人を失い、ひとり生き残った晃。自分だけが幸福になることに耐えられず、いつまでも前に進めずにいた。だが、ある日、亡くなったはずの祖父が運転するタクシーに乗って、会えないはずの人たちに出会う……。あとがきにあるように、これは「ありえない願望」なのだろう。だが、もしこの小説で少しでも心安らぐ人があるのならば、こういう小説もあっていいと思う。

2022/04/22

kum

東日本大震災当日たまたま友人と東京に行っていた主人公の晃は、津波で家族5人と愛犬を一度に失う。震災が日ごとに風化しているように見える中で苦しみを簡単には吐き出せず、8年経ってもなお哀しみと自責に苛まれる晃の目の前に現れた世界とは。「ありがとう」も「さよなら」も言えない突然の別れ。だからこそ亡くなった人も生き残った人を心配し、そして自分たちは大丈夫だから幸せになってほしいと心から願う。そんな世界が本当にあるような気もし、それを想像出来るだけでもどんなにか救われるのではないかと思った。

2021/05/13

tan

読み始めて「新刊なのにどこかで読んだ話?」と思ったらドラマで見たものでした。結末は分かっていても良いお話でした。あとがきを読んで内館さんならではの手腕と熱い思いがよく分かりさすがだと思いました。震災から10年が経ちますがいまだに余震があり心休まることはないと思います。何も出来ませんが常に心にとめて寄り添うことができたらと思っています。本書は字も大きく子供たちにも読ませたいと思いました。

2021/04/02

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