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おっさんたちの黄昏商店街 (潮文庫 い 5)

おっさんたちの黄昏商店街 (潮文庫 い 5)

おっさんたちの黄昏商店街 (潮文庫 い 5)

作家
池永陽
出版社
潮出版社
発売日
2021-04-05
ISBN
9784267022883
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おっさんたちの黄昏商店街 (潮文庫 い 5) / 感想・レビュー

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ふじさん

衰退の一途をたどる商店街に町おこし推進委員会が作られた。メンバーは、65歳を迎える同級生4人、学習塾経営の裕三、老舗喫茶店の店主の修三、鍼灸医の源次、元区区役所職員の茂、顧問として頭脳明晰で成績優秀な高校生の翔太。商店街の住民の苦情と要望の対処、個々の人物の活躍等が語られる中で、街の再生への道筋も見えてくる。古式柔術を得意とする源次の活躍の様子や翔太の的確な提案や推理が物語を盛り上げている。又、登場人物の個々の事情や過去が次第に明らかになり、読みどころは満載。昭和を生きた人々には懐かしくてたまらない作品。

2023/07/23

まさきち

またいいシリーズに出会ってしまいました。寂れた昭和の商店街を盛り上げるべく集められた元同級生のおっさん四人と、昭和をこよなく愛する聡明な高校生一人。そんな彼らが愛すべき商店街のために一肌も二肌も脱いでいく中で、徐々に集まりくるこれまた魅力的なキャラクター達。全体的にはあたたかくて優しい、でもその中にペーソスや人生の陰や不安を織り交ぜながら話は進み、各話とも結末のディテールまでは描かない。そんな池永さんらしい話達に魅了されて、今後も追っかけていくことを心に決めての読了です。

2023/05/12

fwhd8325

ありがちなお話なのかなと思っていたけれど、ちょっとスパイスが効いている。ちょっと癖になる感じ。この終わり方、何だと思ったが、続編があるという。まだ解決していない物語もあって、一体どうなったんだろうと気になっていたけど、自分がこの商店街の一員のような気がして、それも日常が解決するもんだと不思議な一体感も味わえます。

2021/09/25

http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/09/post-10a06b.html 非常にゆかいで面白いのですが、かなり下品な表現が多いです。

2022/09/26

楽駿

品川図書館本。読み友さんの読みたい本から、池永氏作品発見。昭和の時代を生きてきた私には、昭和を愛する思いが溢れていて、楽しく読了。実際、今の時代、一番元気で、活動的なのは、私より少し上の世代、この主人公たちの世代なのかもしれない。終わりかけている街の商店街を、定年退職した世代の幼馴染たちが、孫世代も交えて、レトロ感溢れる昭和を売りにした商店街にするため奮闘する。長く生きていれば、人に言えない過去もあったり、病を隠していたり。様々ですが、だからこそ、生きているのは尊い。正しくない恋も時には。次巻にそのまま!

2022/06/04

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