回転する熱帯
回転する熱帯 / 感想・レビュー
パヤパヤ
設定テーマは良しとして(日本経済優越の為の気ままを生きる日本女子ヒロとそんな経済的余裕皆無故身売り風世渡りを選択するヴィエトナム現地人女性との色恋沙汰とヒロの母親憎悪軽蔑を通してアジア内女性事情という政治考察)表現力が貧弱(特に性描写は週刊誌程度)で表層レベル。短絡的紋切り型に凭れかかり(東南アジアだから逞しい等杜撰)で作品は終始。類型アジア派は中上紀が近頃ではいけたくちの作家なので参照。ずる読み(英訳で最初に読み後半日本語本入手)が原作理解の障害にならない程度浅薄な作品は回想録でなら浮かばれた可能性有
2012/09/12
toshi
【ネタばれあり】日米世界同時デビューが約束された「ランダムハウス講談社新人賞」受賞作という大層な肩書通り小説としては優れているのかもしれないが、最後が好きじゃないなぁ。結婚か、愛か。金・金・金の拝金主義というのがピンと来ないというか、ちょっとひいたからかも。ベトナムって本当にこんな感じなの?
2009/04/29
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