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エンジェル (ランダムハウス講談社文庫)

エンジェル (ランダムハウス講談社文庫)

エンジェル (ランダムハウス講談社文庫)

作家
エリザベス・テイラー
最所 篤子
出版社
武田ランダムハウスジャパン
発売日
2007-12-01
ISBN
9784270101445
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エンジェル (ランダムハウス講談社文庫) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

いかにもイギリスらしい小説。ふとゴシック・ロマンを思わせるような風情をたたえる。また、小説世界そのものを描いた小説でもある。主人公のエンジェル(実名はアンジェリカ)は、けっして豊かとはいえない地域で総菜屋を営む母と暮らしているが、彼女はいわば夢想の中に生きている。そんな彼女の恋もまた、現実の相手はいるのだが、やはり夢想に紡がれていく。極端なくらいにデフォルメされているが、私たち小説の読者もまた多かれ少なかれ彼女と同類だと言えなくもない。作家として成功した時も、零落してからも彼女の本質は夢の中にこそあった。

2016/10/21

ロア ※設定変更忘れるな自分

再々読。観察記のように淡々とストーリーが進んでゆくところや、何気ない部分の詳細な描写がとても好み。エンジェルの母親が、フォークに刺したトーストを火であぶってるシーンとか好きだなぁ(っ*´ェ`*c)病的なまでに高慢で冷酷で自己中心的なエンジェルは、逆に魅力的ですらあります。周囲の人々も、エンジェルを嫌悪しつつ結局は憎みきれないんだよね…(*´-`)イギリスの文学や音楽や映画とかって、何やら独特の湿った暗さが根底に感じられて、それが好き。

2016/03/22

timeturner

これ以上ないくらい嫌な女の話なのに、するすると面白く読めてしまった。人間の心については冷静に淡々と描いているのに、その人間をとり囲む情景の描写は驚くほど濃密でイメージをかきたてる。

2015/09/14

グーグー

自己中の嫌な女の一生が描かれているのに、何故か最後まで止められない作品だった。作中の情景描写が美しい。フランソワ・オゾン監督の映画をもう一度見たくなった。訳者あとがきを読んだら『クレアモントホテル』もエリザベス・テイラーの作品だった。

2016/01/03

ロア ※設定変更忘れるな自分

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