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人生の諸問題 五十路越え

人生の諸問題 五十路越え

人生の諸問題 五十路越え

作家
小田嶋隆
岡康道
清野由美
出版社
日経BP
発売日
2019-07-04
ISBN
9784296103096
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「人生の諸問題 五十路越え」のおすすめレビュー

昭和生まれのおじさん必読!令和時代に読みたい、あなたと越えます五十路越え

『人生の諸問題 五十路越え』(小田嶋隆、岡康道、清野由美/日経BP)

 50歳からの「悩まない生き方」を掲げる対談集ということで手にとってみた。タイトルは『人生の諸問題 五十路越え』(小田嶋隆、岡康道、清野由美/日経BP)。

「人生」という重々しいテーマにそぐわない、少しふざけた感じのタイトルが気になった。そろそろ50代に差し掛かろうとする人や、過去を振り返ることが好きな人が楽しめる内容になっているのではないかと感じた。

 断っておくと、私は五十路のおじさんではないのでこの本の対象読者ではないだろう。それなのになぜ読んでみたのかといえば、アラフィフのおじさんの考え方を知っておきたいと思ったからだ。この年代は組織の中で意思決定権を持つ年代。そうした人と共通の話題を持っておくことはプラスになることもあるかも、と思ったからだった。

 本書の登場人物は3名。基本的に対談は日経ビジネスオンラインなどの連載コラムを執筆するコラムニストである小田嶋隆氏と、元電通のCMプランナーのクリエイティブ・ディレクターの岡康道氏の二人が進める。時折この二人の脱線気味の話を絶妙な…

2019/8/20

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人生の諸問題 五十路越え / 感想・レビュー

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うわじまお

電車の中で笑いをかみ殺すのに苦労した^^ 非常に面白かったです。岡さん、小田嶋さん、小石川高校の最高の同級生のぐだぐだの含蓄ある思い出話と、清野さんのはさみが最高! 昭和人には超おすすめです。

2020/01/10

おさむ

都立小石川高校、早稲田と同窓だった2人の放談集。10歳近く上なので世代が違い、テレビや歌のネタはさっぱり共感できない。やおい(ヤマなし、落ちなし、意味なし)だけど、不思議と心地よく読めます。一歩間違えばエリート臭プンプンの会話になるのを防いでいるのは、2人の斜に構えた17歳の少年の時の視点なんでしょうね。男はいくつになっても、17歳の思考回路から脱皮できないのかもしれません。つい、みうらじゅんといとうせいこう、内田樹と平川克美の対談本を思い出しました。オッサンはみんなノリは同じだ笑笑。

2019/08/20

まこみや

「成長」神話とか「自己実現」の物語とかいうものの見方に僕たちは絡め取られがちになるけれど、お二人(+α)の対談(与太話)を読むと、そんなものは嘘っぱちだ、体制が作り上げたフィクションだなって思いますね。常識というか、社会通念に風穴を開けてくれる感じです。この対談をこの先10年は楽しみにしていたのに。いや、これが最後だと一番想定していなかったのが、当の岡康道さん自身だろうと思うととても残念です。

2021/09/17

kum

高校の同級生、40年来の付き合いだというコラムニスト小田嶋さん、クリエイティブディレクター岡さんの対談集。そもそもこの本を読むキッカケになった清野由美さんはこの対談でも進行役であると同時に鋭いツッコミ役。2人の話は思い出話から老後の話まで何度も脱線しながら面白おかしく繰り広げられるが、「五十路のサラリーマンがつらい理由」の章で語られる、会社人生後半の悲哀、男女のコミュニティの違い、男性社会=猿山論が特に興味深く面白かった。

2020/04/16

ロマンチッカーnao

ドンピシャの世代になったので、読んでみたけど、ちょっと、年上かなって感じで、思い出話的な昭和の話にはついていけずに、最後まで、乗れずに読了。とこどどころ、おっ、と目を見張るいい言葉にも出会えたけど、最後まで心響かずって感じでした。 なりたい自分ではなく、なれた自分の価値を認める。 この言葉の意味はよく理解できるようになりました。

2019/09/21

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