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ニーチェもやっていた賢人の瞑想術

ニーチェもやっていた賢人の瞑想術

ニーチェもやっていた賢人の瞑想術

作家
白取春彦
出版社
宝島社
発売日
2020-07-15
ISBN
9784299005175
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ニーチェもやっていた賢人の瞑想術 / 感想・レビュー

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イプシロン

タイトルからすると少し怪しいスピリチュアル系に思えるかもしれない。しかし、その逆である。『超訳 仏陀の言葉』『超訳 ニーチェの言葉』などでお世話になった著者なので、非常に安心して読める著作だと、自信をもって勧められる一冊。悟りなんて特別なものじゃない。自分とか自分の価値観とか、自分の考えとか、生きる意味とか、これをやる目的とかいうものを棄てれば、誰でもフッと感じられるものだと著者は言う。その通りだと思う。ほとんどの人は無意識に悟りの状態になっていても、それに気づいていないだけということにも同意する。

2020/10/03

イプシロン

(再読)ニーチェ、ゲーテ、フロム、鈴木大拙、リルケ、ブーバー、道元が紹介されているが、道元以外はそれぞれ著作に触れたことがあった(道元は、大拙ほか禅宗関係の著作でそれなりに彼の思想は知っている)ので、内容をすんなり理解できた。誰の思想によれば「悟り」の感覚が理解しやすいかは、個人差がある。私の場合、ブーバーの『我と汝・対話』であったが、どれかの著者のみで「悟り」とはどんな「体験」かを理解するのは難しいかもしれない。その点、本著で様々な人の悟りの体験を紹介しているので、「悟り」とはいかなる「体験」かを多角的

2022/08/10

Ryosuke Kojika

共通するキーワードとして「自然」。突き詰めていくと同じところに行き着くんだろうなぁ。価値観を疑え。価値「観」という観念に囚われず、本当の「価値」を追求しよう。教育者としては、「価値観」を教えるのではなく、「価値」そのものを一緒に考えたい。ブーバーに興味。

2020/11/04

yarake isuke

図。薄い本なのに、知りたいこと、分け入りたい知識が満載という印象。知識の森といった感じ。うーむ、なるほどと唸りながらの楽しい読書でした。

2024/01/28

smatsu

著者は心理学者。内容的には古今の思想家、文学者などの著作の中から瞑想的体験と思われる部分を拾い出し、禅でいう「悟り」の心理状態とは何かを検討する。それは一部の神秘思想家が言うようなオカルト的な(或いは薬で得られるような)変性意識状態のことではない。悟りを経験しても生活は変わらない。奇跡的な変身などない。ただ生活は丁寧になり、悲しみは弱まり、喜びは増える。脳で何かを理解したり知ったりするわけではなく全身で世界を体験して知る。それこそが、この世界に生きていることの意義であり、人生の唯一にして最大の意義だという

2020/08/12

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