伝染る恐怖 感染ミステリー傑作選 (宝島社文庫)
伝染る恐怖 感染ミステリー傑作選 (宝島社文庫) / 感想・レビュー
ドットジェピー
まさに、今という時代にぴったりな小説だと思います
2021/02/08
harukawani
「感染症」をテーマにしたミステリアンソロジー。前半4作は海外作品、後半4作は国内作品で、発表年順に並んでいる。古い作品にも現在の状況と重なる面があって面白く読んだ。DP号のことを思い出さずにはいられない作品も。再読はポオ、西村、梓崎。やはり西村「南神威島」梓崎「叫び」は傑作だ。「叫び」はアンソロジーの1篇になると絶望感が増す。皆川「疫病船」もすごい。彼女らを責める言葉は僕にもない。水生「二週間後の未来」も今の状況を見事に二転三転する展開に落とし込んだ佳作。
2021/02/11
本とフルート
様々な感染症にまつわるミステリが収録された短編集。皆川博子さんの名前に惹かれて手に取ったが、他のものもそれぞれ感染症に違う方向から別のアプローチを試みていた。私自身も少し異なる視点で新型コロナウイルスを見れるようになった気がする。病というのは、古今東西どこもかしこも人の恐怖と関心を引きつけるものなのだろう。
2021/02/22
ナオ
面白かった。自分的に意外だったのは海外の短編は全て読んだことがあったこと。ホームズとポオはともかく。西村京太郎は十津川警部しか知らなかったので、新鮮でした。 赤死病の仮面、このテーマで編むなら巻頭はこれしかないよなーと、改めて感心いたしました
2021/02/21
Ryoko
趣味は読書なのに、今までアラン・ポオやコナン・ドイルの作品を読んだことがない。で読んでみた。アラン・ポオの短編はいかにも洋風なミステリー。コナン・ドリルの方が私は好みだった。あとは西村さんと皆川さんの短編が印象に残った。アンソロジーを読むとやはり人気作家の作品の方が印象に残る。私の場合。
2021/02/28
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