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「鬼滅の刃」が教えてくれた 傷ついたまま生きるためのヒント

「鬼滅の刃」が教えてくれた 傷ついたまま生きるためのヒント

「鬼滅の刃」が教えてくれた 傷ついたまま生きるためのヒント

作家
名越康文
出版社
宝島社
発売日
2021-09-24
ISBN
9784299014313
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「鬼滅の刃」が教えてくれた 傷ついたまま生きるためのヒント / 感想・レビュー

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金木犀

鬼滅の刃の登場人物を精神分析している興味深い一冊。自分も作品のファンではあるが、新たな発見が沢山あった。中でも、心の傷に対して鬼が「躁的防衛」をしているのに対し鬼殺隊士達は「解離」で対処していると比較しているのは面白かった。また、炭治郎を見ていて感じる恐ろしいほどの優しさは「過剰適応」であるという分析も印象的だった。さらに、誰しもがトラウマを抱えて生きていることが作中で繰り返し表現されているが、著者が鬼滅を通して「それを抱えたまま生きるところに、人間の美しさが立ち現れる」と主張しているのが素敵だと感じた。

2022/01/18

ray

☆3 鬼滅の刃はあらゆる面から人の生き様、本質を描き出している。最初から何度でも読み直したいなと、あらためて思った。この本の解釈は納得したり、たまに違和感があったりしたので、コミックをちゃんと読む方が良いかも。たぶん感じ方は人それぞれなんだと思う。名越氏が臨床で得た「治療は人を弱くする」という実感と、マザーテレサの死後にわかったその心の内には驚いた。

2021/11/05

なまえ

 体癖論から名越先生の著書に興味をもち、こちらの本を読み始めました。 鬼滅の刃の漫画やアニメをすべて読んだあとに読むような考察本として、とても面白かったです。 キャラクターの心理や描写をかなり細かく分析し、その繋がりが明確になるにつれ、新たな一面を発見できたような、ハッとさせられるような内容でした。

2022/01/02

虎ボルタ

『鬼滅の刃』、折角読んだので手に取ってみました。精神科医が著者ということで、所々「?」という部分はありましたが、面白かったです。もっとも、大ヒットした理由、読者はそこまで考えてないと思うので、こじつけ感は否めませんが、そういう風に考えるんだな、と新鮮でした。

2023/02/25

ゆっぴー

コミックを全部読んでから読むべき本でした。 鬼滅の作者とこの本の作者が対談して答え合わせをして欲しい。

2023/02/15

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