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せつない! いきものの死に方図鑑

せつない! いきものの死に方図鑑

せつない! いきものの死に方図鑑

作家
今泉忠明
下間 文恵
出版社
宝島社
発売日
2022-07-23
ISBN
9784299031730
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ジャンル

せつない! いきものの死に方図鑑 / 感想・レビュー

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inarix

リミットが短くて。不運のために。繊細すぎて。不器用なあまりに――いきものは死んでいく。普通の日常のなかではほとんど目にすることのない、いきものたちの「死」。そもそもそれぞれの寿命はどのくらいなのかという疑問。ほとんどはその寿命をまっとうすることなく死んでいくという驚きの事実。自らの死を恐れる感覚を持たず、ただ本能に従い確実に次の世代へと命をつないで生きて死ぬいきものたちの美しさ。少しかわいそうで、たくましく生きるいきものたちの死に方を紹介しながら、その命の終わりの意味、寿命の秘密と生存戦略を読み解きます。

2022/07/31

遠い日

生きて死ぬのは自然の理。生き物は死ぬことを恐れたりしていない。あまり人間の感情に引きつけると、あるがままを取り逃す。自然界ではむしろ、生きていることこそがある意味奇跡なのだろうなと思う。

2023/11/14

akane

私の中で切なさぶっちぎり1位なのは、口がないから水が飲めないカゲロウ。遺伝子的に短命が約束された生き物なんだなあ。生まれた子らに食べられるハサミムシのお母さんとか、羽化の季節を間違えて仲間がいないこぼれ蛍とか、彼ら?の擬人化したドラマを想像しただけで落涙もの。この本を、小学生の子供たちに1人でも多く読んでもらいたい。生物の生態を通して、幼い頃から生と死を真剣に考えてほしいと思う。自分の命は自分だけのものとは思ってほしくないから。命を紡いでは次につなぎ、死を受け入れる生き物たちについて、親子で語ってほしい。

2022/10/01

Yuuki Kushima

図書館の入り口に展示されていたので、ついつい借りてしまいました。こんな感じでこの動物は死んでしまうのねと、大変興味深い内容がわかりやすく書かれていました😊

2022/08/31

わんしぇん

書名通り、生き物の死に様をまとめた本。生き物の一生は、人間が想像している以上にシビア。だからこそ死ぬまでの瞬間瞬間を必死で生きている。それを人間の物差しで「可哀想」だの「せつない」だの評することのなんと傲慢なことか…。特に「宿主」にされた生き物の死に様のページで「宿主」にされた生き物の死に様を悲劇的に書くような書き方には違和感を覚えた。家畜のニワトリや食肉用のウシ、実験動物として利用されるハツカネズミにも触れられているが、彼らの命の有り様についても読者によって考え方が分かれるだろうなぁと思う。

2023/07/22

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