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山田風太郎時代小説コレクション 地の巻 南無殺生三万人 (宝島社文庫 『この時代小説がすごい!』シリーズ)

山田風太郎時代小説コレクション 地の巻 南無殺生三万人 (宝島社文庫 『この時代小説がすごい!』シリーズ)

山田風太郎時代小説コレクション 地の巻 南無殺生三万人 (宝島社文庫 『この時代小説がすごい!』シリーズ)

作家
山田風太郎
日下三蔵
出版社
宝島社
発売日
2022-11-05
ISBN
9784299034076
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山田風太郎時代小説コレクション 地の巻 南無殺生三万人 (宝島社文庫 『この時代小説がすごい!』シリーズ) / 感想・レビュー

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Sam

「山田風太郎時代小説コレクション」として編まれた7編で、忍法帖シリーズが幕引きとなり明治シリーズが始まる前の1971年に発表された作品とのこと。どれも人間の根源的な欲望によって引き起こされる奇想天外の物語であり、とはいえだからといって深遠で格調高いストーリーかというとそんなことはなく、「男根占い」やら「乳吸い爺い」やらとにかく淫靡で苦笑を禁じ得ないような話が連なっているのであった。いずれにしてもどれも洞察力に満ちた興味深い作品であることは間違いなく、さすが山田風太郎。コレクションのもう一冊、「天の巻」へ。

2023/09/17

one_shot

読み友さんより。円熟の中編七篇。巻頭の「慶長大食漢」では、徳川家呉服御用達の三代目茶屋四郎次郎と家康の微妙な関係が描かれる。滑稽さと緊迫感が程よく縒り合わされて引き込まれる。清廉なセンスの初代と違って何かと趣味がバタ臭い三代目を、家康はどこか嫌っている。しかし、この男が供する馳走は、この世のものとは思えないほどの美味。質素を良しとする家康とは相反する快楽主義者の三代目。しかし、次の皿が憎らしいほど待ち遠しいわい!奇想と仕掛けの風太郎節全開で、武家社会で食や性を通して人が人たらんともがく姿に熱くなる。

2023/02/28

サケ太

やはりめちゃ面白い。どれもこれも捻りが効いている。序盤からは全く想像できない終幕に驚かされる。皮肉が効きながらも、どこか感動さえ覚えさせられるのが巧すぎる。最高の1冊。

2022/11/30

ドットジェピー

面白かったです

2022/11/07

ケロたん

私が知らない実在の人物の荒唐無稽な生き様。美女に女体。風太郎節炸裂。

2023/03/05

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