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計画と無計画のあいだ---「自由が丘のほがらかな出版社」の話

計画と無計画のあいだ---「自由が丘のほがらかな出版社」の話

計画と無計画のあいだ---「自由が丘のほがらかな出版社」の話

作家
三島邦弘
出版社
河出書房新社
発売日
2011-10-14
ISBN
9784309020709
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計画と無計画のあいだ---「自由が丘のほがらかな出版社」の話 / 感想・レビュー

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おいしゃん

読メ登録642日で600冊到達!記念すべき600冊目は、ミシマ社という出版社を設立した三島さんのおはなし。本社は古民家一戸建て、古民家すぎてドアは閉まらない、ネズミは大挙する、夏は外より暑い、決算のケの字も誰も知らない、銀行の残高も底が見え…。身の丈にあわせ、しかし理想の本作りという軸はしっかり持ちながら、着実に大きくなってゆく姿につい応援したくなった。

2015/10/04

しん

ミシマ社の本屋さん、京都旅行のときに行ったけど、休みで残念でした。木の看板が無造作に立て掛けてあったので、それと分かりましたが。本屋さんで古民家で押し入れを本棚にしてたり、縁側で本を読めたりすろところには行ったことがあるけど、ミシマ社はオフィスがそんなところでいいなと思いました。確かに緩やかに向き合ってひとつの資料を囲んでたら、あれやこれや出てきそうだなとも思いました。

2019/09/11

みねたか@

事業計画もなくジャンルもバラバラな本を年に数冊、世に送り出すミシマ社。キーワードは熱量。面白さ,たたずまいの良さを届けたいという関係者の思いで増幅するエネルギー。出版という厳しい業界で企業した著者。「強さは幻想でしかなく,弱さだけが本物だ」「感覚が働く範囲内において人は自由でいることができる」などハッとさせられる言葉も多数。読友さんのレビューから図書館予約をすることで良書との出会いが増えたが,本屋を渉猟し購入を決断するあの緊張感を忘れつつある。無性に本屋に行きたくなってきた。

2019/07/05

ロマンチッカーnao

面白かった。本づくりへの情熱がひしひしと伝わってきました。そうやって、情熱を持って作った本は本屋の棚に並んでいても伝わる。そう信じる。。すごい情熱ですね。出版というメディアは小さいメディアではあるけれど、本という形を残すメディアなので、10年後でも本棚にずっと眠っていたりする。そして、その本を手に取ってみる事もある、その時に人生を左右する言葉に出会ったりする。時を超えて存在するメディアそれが出版という仕事。本当に小さい出版社の話しでしたけど、誇りと情熱の熱気が本から発せられているように感じる本でした。

2015/10/13

どんぐり

内田樹の『街場の中国論』『街場の教育論』の版元で知られるミシマ社代表の三島邦弘さんが書いた「自由が丘のほがらかな出版社」の話。ミシマ社は「書き手と編集者が最大の『熱量』を一冊につめこみ、その熱量を最大限のままお届けすること。最優先すべきは、どれだけ面白いか、どれだけ熱くなれるか、どれだけ夢中になれるか」という出版社の原点回帰を謳っている。それは、ミシマ社の一冊一冊が勝負という出版活動によく表れている。

2013/10/22

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