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ひんやりと、甘味 (おいしい文藝)

ひんやりと、甘味 (おいしい文藝)

ひんやりと、甘味 (おいしい文藝)

作家
浅田次郎
朝吹真理子
植草甚一
川上弘美
沢村貞子
立川談志
出版社
河出書房新社
発売日
2015-07-08
ISBN
9784309023915
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ひんやりと、甘味 (おいしい文藝) / 感想・レビュー

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れみ

様々な人が書いた、夏らしいひんやりスイーツについてのエッセイ。暑い夏の時期に読んでたら、ここに出てくるスイーツを買いに走ったかも^^;そして、数ページの短い文章のなかに、それぞれの筆者の個性が凝縮されている感じがしてとても贅沢な一冊。この他に、お肉・ラーメン・ごはん・お鍋・朝ごはんの本があるみたいなので機会があったら読もうと思う。

2015/11/13

fwhd8325

私も小さい頃は、身体があまり丈夫でなかったので、アイスクリームもあまり食べることができませんでした。今から50年近くも前のことですが、父と行った三社祭見物の帰り、母には内緒だぞと言いながらソフトクリームを買ってくれたことは、今も覚えています。そして、あのやさしい甘さは、今までに食べたことのない新鮮な味だったことも。記憶に残る食べ物があるだけで、語ることが出来、文章にすることができる。それも素敵なことです。

2016/10/12

kinkin

夏はいろんな甘味が登場する季節。手練れの作家やエッセイストが好きな甘味について語る。私の夏の甘味といえば向かいの食料品店に夏だけ現れるアイスクリームケース。その中のホームランバーかちょっと高めのカップアイスを買うかで悩んでいた。でケースを開けっ放しを咎められるのが決まっていてそんなケースも夏休みが終わる頃姿を消すと秋の気配だったなあ。今は年中コンビニに行けばどんなアイスもずらりと並ぶ反面ありがたみがすくない。世の中季節感がなくなってきてから甘味に対する愛情も消えた。図書館本

2019/06/17

フユコ

吉村昭さん目当てで。「死が間近にせまった時、この世の名残りに最後に食べたいものはなにか」と吉村さんの友人がいったことから始まる3pのエッセイ。吉村さんは食欲も衰えて固形物も入らないだろうしとアイスクリームを選ぶ。 自分がそういう状況になり選べる状態だった場合、無理して好物を選ぶか食べやすさを選ぶか、まだ決められていない。

2019/01/18

よこたん

「あてなるもの ~削り氷に甘葛(あまづら)入れて、新しき鋺(かなまり)に入れたる~」枕草子のこの一文も入れて欲しかった! 遠い昔に授業で習って、あまりにも美味しそうでずっと心に残っている甘味はどんな味わいなのか気になって仕方ない。今でこそ年中気軽に食べられるけど、ほんの一昔前までは、時季によりお値段により、そして衛生面によりなかなか口にできなかったことがうかがい知れた。食べ損ねた味は、妄想でさらに美味しさがふくらんでいくのが可笑しい。心太をつるんと突きだすのをやりたくて、私も店先でうずうずしたなぁ。

2017/07/05

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