ミルコの出版グルグル講義
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ミルコの出版グルグル講義 / 感想・レビュー
ココロココ
装幀が気になり、手にとってみた。 本が生まれてから死ぬまでのことは考えたことがなかった。 生まれるのは華々しいが、死ぬのはさびしい。でも、裁断されてドロドロにとかされる本があるのは事実。 好きを仕事にするより、今している仕事を好きになる方が簡単というより、今している仕事をやっていたら好きになっていた、というのはとても幸せなことだと思う。 ある意味、うらやましい。
2018/06/01
ステビア
大学で出版の講義をしていた時の心境を描いたもの。講義そのものの内容はあまりない。
2020/04/04
akiᵕ̈*
またもや装丁から手にとった山口ミルコさん本。題名もなにやら怪しい(笑) だけど内容は、元編集者からみた出版の仕組みとあって、速攻で読破。改めて一冊の本ができるまでからとその後、その他関わっている人たちの様々が分かり、ほんとに泥臭い過程がそこにはあって、ますます本が愛おしくなってしまう。そして編集者を離れたにもかかわらず、また新たな局面から編集者という仕事を伝えていく事になった著者の新たなる展開。この本の中には著者から見た様々なグルグル(回り回って)が出てくるけど、著者の自分との向き合い方に共感できるな。
2018/01/31
のりじゃん
彼女の「毛のない生活」を読みたかったが、なかなか入手出来ないので、こちらから読んでみた。 興味のある箇所と、無い箇所と両極端なので、ほぼ斜め読みではあるが、「編集者と作家のあいだ」の章が、私の心を擽る内容だった。 多分、昔、彼女が編集していたであろう本を読みまくっていた時期と合致するから。
2018/11/12
mick
題名が示しているようにいろいろな内容がグルグルしている。文体が苦手だなあと思いながら、いつの間にか馴染んで集中して読んでいた。最初は本ができるまでのことを元編集者として書き進めるのかと思っていたがそうでもない。軽さの一方でじん肺患者など重い内容がさらりと突然入ってくる。すべてを読み終えて、本が出版されるまでの流れと仕組みはつかめ、著者自身の編集者という仕事に対する思いがわかるが、結果的に不思議な読後感になった。
2018/03/02
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