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華やぐ女たち: 玄冬文学アンソロジー

華やぐ女たち: 玄冬文学アンソロジー

華やぐ女たち: 玄冬文学アンソロジー

作家
白洲正子
出版社
河出書房新社
発売日
2018-05-24
ISBN
9784309026909
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華やぐ女たち: 玄冬文学アンソロジー / 感想・レビュー

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ヒデミン@もも

この季節にぴったりな装丁と林芙美子に惹かれて。白洲正子に岡本かの子、芥川龍之介と昭和の時代の作品を久しぶりに堪能。やっぱり面白かった佐野洋子のエッセイ。そして、川上弘美の短編も楽しめた。

2019/04/01

けいこ53

玄冬文学アンソロジー"五行説の玄い冬から採られ、人生の終末期を描く"。芥川龍之介~川上弘美まで色々な時代の十二篇。玄冬と言う暗さより、女性の強さをそれぞれのタッチで描かれ 興味深い内容。山本周五郎 「松の花」では 紀州家の烈女節女伝校閲中の藤右衛門が亡妻の献身に気づかずにいた自身を恥じる独白の場面が心打たれ、気づかせなかった妻 やすに頭が下がる思いです。

2018/10/03

algon

百年文庫にあった片山廣子を追うつもりで借りたが当人はたった5pで、全体の内容は人生晩期に向かう女性・・まぁおばちゃんとも言うが・・の物語たち。達人たちの手で表された玄冬短編文学、面白かった。特に幸田文の手練れの自分語りの語り口、林芙美子の女の心意気とその柔らかさ、瀬川清子の山村のおばあちゃんの訥々とした生き様の描写など3氏は抜けて面白かった。山本周五郎も良かったが儒教色が強くはて?とは思った。おばちゃんやばーちゃんを面白く思うのもシワ一つにもそれなりの感慨があるかなと。まぁ当方がじじぃという事もあるが。

2019/11/21

hitotak

初老の域に入った女性たちを書いた短編小説、エッセイなどを集めたアンソロジー。岡本かの子『老妓抄』、林芙美子『晩菊』の所謂玄人上がりの女性と男たちとの関わりを書いた二編を特に面白く読んだ。山中の農村で農作業をして暮らす『白木村のおばあさん』の質実な暮らしのルポはもっと続きを読みたくなった。河出書房は最近この手のアンソロジー本をよく出しているが、ここで初めて知る作家や作品もあるのに、作品への解説やデータが少ないのが不満。巻末に各作品の底本の紹介があるが、時代を感じる作品も多く、むしろ初出を知りたいと思った。

2023/01/19

との

読むにはまだ早かったかもしれん

2023/03/19

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