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くわえ煙草とカレーライス

くわえ煙草とカレーライス

くわえ煙草とカレーライス

作家
片岡義男
出版社
河出書房新社
発売日
2018-06-15
ISBN
9784309026947
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くわえ煙草とカレーライス / 感想・レビュー

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Tsuyoshi

喫茶店で交わされる大人の男女の色んなやり取りを描いた作品。オシャレな会話や立ち振舞いにさりげなく彩りを添える数々の料理。田舎に住むオシャレとは無縁な自分の日常とはあまりにかけ離れた世界に何だかしっくりこなかった。

2018/07/30

aloha0307

作家はどなたも固有の世界がありますが、片岡さんは顕著だなあ... 塵ひとつない清涼な、ビターレモンが香る空気に包まれた気がします。壮年のシブ~い男とハイヒールのいい女 出会う(短編によっては数十年ぶりに) そして恋の予感...「言葉のふとしたところに、ひとり一人の息づかいのようなリアリズム」があるのだよなあ。前作はコーヒーが彩りを添えたけど、本書にもいろいろな食材が☺ ”卵サンドと山ごぼうの漬物”~うーん 食してみたい! ”炭水化物(お米)とアルコールの仲を取り持つ鯨の旨煮” 何と美味い・巧い表現でしょう

2018/07/21

遠い日

40年ほど前の学生の頃、一時期夢中で読んだ片岡義男。その片岡さんも80歳前に垂んとするが、描かれる世界は一向に色褪せない印象だ。音も光も熱も色も味も空気も天候も、そこにあるもの全てを描き込みながら、なんとも鮮明な映像が立ち上がってくる。ちょっとしたマジックのように、浮世離れした会話が、それでも人の営みを乗せて交わされる心地よさ。同じ人物、同じ店が、角度を変えて登場するその多面性がおもしろい。喫茶店と呼べる喫茶店、少なくなりました。

2018/09/08

ニッキー

初めは読みにくかったが、その内にスラスラと読めるようになった。 今では死語のような文体かもしれない。 全編にカレーライスとコーヒーがどこかで関連する。 ・くわえ煙草とカレーライス ・遠慮はしていない ・大根おろしについて思う ・ピーばかり食うな ・青林檎ひとつの円周率 ・春はほろ苦いのがいい ・ほろり泣いたぜ 好きな順に並べると以上な順番になる。貴方はどうでしょう。 しかし、昔の文庫本じゃないんだから、本の上側は切り揃えてもらいたいですよね河出書房さんよ。新刊本なんだから?

2018/09/04

hirayama46

作家やミュージシャンなど、組織に所属せずにフリーランスとして、妻帯もせずに気ままに生きる中年男性たちを描いた短編集。まあ、いつもの片岡義男といえばいつもなのですが、この変わらないはたまに読むと安心します。現代が舞台ながらもインターネットは遠く、携帯電話はスマートフォンではなさそうな世界。時代から取り残されることを意に介さない、りゅうとした風情が良いですね。わたしはこういう風には生きられないけれど、こういう風に生きている人が少なからずいればいいな、とは思います。

2019/06/26

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