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箱の中の天皇

箱の中の天皇

箱の中の天皇

作家
赤坂真理
出版社
河出書房新社
発売日
2019-02-13
ISBN
9784309027753
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あらすじ

『東京プリズン』から6年。発売前より各紙話題騒然。日本人の行方を問う、衝撃の天皇小説!平成の終わりに、天皇自身に退位の真意を問い、「おそるべき力業」(毎日新聞)と絶賛。

本物の箱は、右?左?
マッカーサーから本物を奪還し、平成の天皇に退位の真意を問う。

マリとアメリカの戦いが、いま始まる!

箱の中の天皇 / 感想・レビュー

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starbro

3月の第一作は、赤坂 真理の最新作天皇小説です。平成30年間の総決算で著者は書いたのでしょうか?そうは言いながら、戦後70年以上経過しても、太平洋戦争の亡霊が未だに跋扈しています。 横浜メリーが登場するとは思いませんでした。 https://matome.naver.jp/odai/2147715285862848501

2019/03/01

tonkotsu

今上天皇である明仁親王の退位が近づいた、ベストな出版タイミング、どうせなら年号が変わるまでに読んでおきたかったので一読。日本人にとっての「天皇」を問う作品、前半タイムスリップしたりマッカーサーの霊が出てきたりと混乱してしまった(ヨコハマメリーさんも出てきて驚き)が、何度か読み返してようやく理解。マッカーサーの霊と天皇制の議論(象徴絡み)をしたりとかなりユニークな部分もありつつ、「天皇制」について深く考えさせられる内容だった。

2019/03/03

みいやん

タイトルがタイムリーだと読んだ初読み作家さんの作品。「東京プリズン」と同じ主人公なのかもよくわからず、内容もわかったようなわからないような… 小説に今上天皇が登場するんだ…が感想かも。むしろ3・11の今日、読めた短編のほうが印象的。

2019/03/11

manabukimoto

「わたし」が導かれたのは終戦間もない横浜。 「すてきなものを配り、甘い音楽に恋愛映画、そして婦人参政権を、配った」男 マッカーサーと対峙する。 象徴としての天皇とは何なのか?神話の中にある神としての存在を否定した天皇が、新たに背負った「象徴」としての意味。 神であったヒロヒトの息子が退位する今年、天皇に思いを馳せる刺激的な一冊。 ボヘミアンラプソディーからラプソディーインブルー、物語の中に響く音楽を脳内再生しながら、昭和と平成を行ったり来たり。 天皇の象徴とされる「私たち」の在りようを考えさせられた。

2019/02/14

hasegawa noboru

天皇論が小説になった。石牟礼道子を思わせるパーキンソン病を患う老女、同世代の母、病死した父、マッカーサー元帥、天皇ヒロヒト、白塗りのコールガール横浜メアリーらが次々と登場し「わたし」(まり)と対話する。最後に二年前、存命中退位の希望を表明されたお言葉とともに今上天皇が登場し、核心に迫る。「象徴」の意味の発見。戦後四十年の節目、ドイツのヴァイッゼッカー大統領した名演説〈あの戦争で傷ついた人たちのことを〉〈心に刻んで忘れないようにしよう〉の言葉を我が国の政治家が持てなかったことに「わたし」は歯噛みする。

2019/02/19

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